半年ぶりに冬物を出す。
夏物を出したとき、はけないズボンがあって驚いたが、冬物にはなさそうだ。
急に寒くなったように感じるが、もう11月じゃないか。
冬物を出さないでいたのが不思議なくらいだ。
No.05306 24.10.26 太宰治短編小説集
太宰治の小説は中学生の頃にいくつか読んだ。
もう半世紀前のこと。
アマゾンプライムに「太宰治短編小説集」という映像作品があったので見た。
2010年頃、NHKでオンエアされたものをまとめたらしい。
シーズン1エピソード1には「御伽草子より カチカチ山」「トカトントン」「女生徒」「キリギリス」が入っていた。
作り方はとても斬新で面白かったが、特に小説の文章がときどきそのまま文字として出てくる。
「御伽草子より カチカチ山」「トカトントン」は読んだことがなかったのでどうということはなかったが「女生徒」で驚いた。
小説の文章を読まされるとき、半世紀前の記憶が蘇った。
たった一度しか読んでないはずだが、次の文章が浮かぶところがあった。
ところどころ「次はこう」と思い出す。
「キリギリス」ははじめの数秒で物語をほとんど思い出した。
「女生徒」も「キリギリス」も、タイトルだけでは読んだかどうだか思い出さなかったのに。
半世紀のあいだ記憶に残る文章。
太宰はすごい。
No.05299 24.10.18 霧雨
霧雨のなか散歩した。
シャツが湿った。
でも気持ちいい。
洋服が濡れるくらいでガタガタいうなという気分。
子供の頃、服を泥だらけにしたことを思い出す。
No.05298 24.10.17 ツバメノート
万年筆を使っていると紙の裏側にインクが滲み出て読みにくくなることがある。
ツバメノートの紙は裏写りしないと聞いて久しぶりにその大学ノートを使ってみた。
書きやすくて読みやすくて楽しい。
No.05297 24.10.16 金木犀の香り
外に出ると金木犀の香りがした。
そういう季節になった。
ほぼ毎年のように金木犀の香りについて書いている。
毎年のように「切ないな」と感じたが、今年の僕は「切なく感じたな」とちょっと「切ない」から距離を置いていた。
知り合いも世話になった人もポツリポツリと亡くなっていく。
匂い如きで切なくはない。
No.05296 24.10.13 見知らぬおじさん
自転車で走ろうとしたら、鍵が壊れてて開かない。
いくらやっても開かないので、自転車屋さんで直してもらおうと、後輪を持ち上げてせっせと歩いていった。
自転車屋さんまで二キロ弱。
しかし、五百メートルほど行ったところで、還暦を過ぎた僕は疲れてしまう。
それでもヒーヒー言いながら後輪を持ち上げてハンドルをヨレヨレと支えながら歩いていると、見知らぬおじさんが声をかけてきた。
「どうしたの?」
「鍵が壊れて自転車屋さんまで持って行こうとしています」
「鍵は持っているの?」
「はいここに」とポケットから出すと、パッとそれを取って後輪の鍵穴に刺す。
「何度もやったよ」と思ったが、おじさんはガチャガチャと鍵を回したりいろんなところを滅多やたらに動かしてみる。
パチン
なぜか鍵が開いた。
「アー、ハッハ」とおじさんは歩いていった。
あのおじさん、天使だなと思った。
No.05295 24.10.11 原稿執筆
何年も温めていたアイデアを文章化する。
「こんな表現になるのか」と驚きながら書いていく。
遊園地にいるような楽しさではないけど、そこはかとなく楽しいんだよ。
No.05292 24.10.06 無人販売店
テレビで野菜の無人販売店を見た。
野菜が並んでいて、価格が書かれていて、買いに来た人はその金額をどこかに置いていく。
それで思い出した、ハワイ島でのこと。
車で走っていたらレイがたくさんかけてあったので、なんだろうと思って止めた。
歩み寄ると「レイひとついくら」と書かれていて、そばにはポストのような箱が置かれていた。
いくらだったが忘れたが、その金額をポストにいれ、レイを車で待っていた相方にあげたら、喜んでくれた。
ケアラケクア湾、キャプテンクックの碑が見えるところの近くだった。
No.05291 24.10.04 ギンナンの香り
近所の公園のイチョウの木がギンナンを落としはじめた。
舗道でたくさん潰れていた。
そこを歩きながら香りを嗅いで「おや?」と思った。
「懐かしい香りだ」と思ったが、そのことに違和感を覚えた。
以前だったら「臭い」と思っていたはずだ。
匂いに鈍感になったのか?
No.05283 24.09.16 松月堂の栗きんとん
相方がいただいてきたお菓子を少し分けてもらった。
すごいお菓子であると感じた。
原料は栗と砂糖だけ。
蒸した後に丁寧に練ったことが感じられる。
機械で作ったのか、手作りなのかは分からないが、丁寧に練らないとこうはならない。
昔、江戸時代の本当に高級な栗きんとんは三日三晩練り続けたそうだ。
このお菓子がそうかどうかは分からないが、近いものを感じた。
美味しいものをいただきました。

