かつては気持ちいいものと気持ちよくないものがはっきりと分かれていた気がする。
それがいつしか薄らいできた。
淡い香りや色彩があるように、区別がほのかになってきた気がする。
歳をとって感覚が鈍くなったのかもしれない。
でも、それが心地よいのであれば、問題はない。
言語化できずに夢を見るだけ。
No.05231 24.06.24 結婚式
甥の結婚式に参列してきた。
大きなチャペルで100名近い人たちに祝福してもらっていた。
披露宴は笑いで溢れていた。
新郎新婦の人柄がよく表れていたいい式だった。
No.05230 24.06.21 雨音
普段は聞き流す雨音。
ときどき耳を傾ける。
いろんな思い出が浮上してくる。
忘れたくない思い出。
とうの昔に忘れたはずの思い出。
そんなこと確かにあったなと思うような思い出。
すっかり忘れて事実か夢か判然としない思い出。
すべてはぼんやりと優しさに包まれた思い出になっていく。
No.05229 24.06.20 複眼ニュース
ときどき質問される。
最近では、「都知事候補誰がいい?」とか。
50人以上から一人選ぶのはなかなか大変だ。
あーでもない、こうでもないと長い話をすることになる。
たった一人、「〇〇さん」と言えればいいのだが、優柔不断な僕にはなかなか決められない。
いや、ギリギリまで選択を留保しているというべきか。
どっちでもいいけど、そういうことだ。
同じようにいろんな出来事に関しても、いろんな視点があって、「これが真実」と一つにはなかなか決められない。
その様をニュースで味わうための複眼ニュースというBlogを始めた。
新時代の「事実」とは何か?
https://fukugannews.com
No.05228 24.06.18 待ちなさい
今朝、目が覚める前に夢の中で「待ちなさい」と言われた。
そして続けて「赤ちゃんが生まれます、時を待ちなさい」と言われた。
ちょっとしてから目が覚めた。
なんだったんだろう、さっきのは?
赤ちゃんができるようなことをした覚えはない。
お茶を淹れようと思い、あくびをしながらコーヒーケトルでお湯を沸かす。
急須にお茶の葉を入れてお湯を注ぐ。
うちでは20年ほど、保温できる湯わかしポットを使ってきた。
ところが、平等院から帰ってお茶を飲もうと湯わかしポットから急須に注いで飲もうしたら味がわずかに違う気がした。
なんで味が違うんだ?と思い調べたら、湯わかしポットの内側にカルキがたくさん付着していた。
これが原因かと思い、以来コーヒーケトルで沸かしている。
そうすると、コーヒーケトルでお湯を湧かすほうがいいような気がしてきた。
平等院で飲んだお茶が美味しかったので、お湯の温度を気にするようになった。
湯わかしポットだといつも熱々だが、コーヒーケトルだと適当に調節できる。
でも、平等院での体験がなかったらそんなことをしようとは思わなかっただろう。
時を待つことで何かを受け入れる準備が整うのかな?
No.05227 24.06.16 腐海
気持ちいいものを追求しすぎると「不快」が現れてくる。
きっと過ぎればなんでも裏返るのだろう。
「風の谷のナウシカ」で汚れ切った環境の中に腐海ができてくるのも、自然環境が極端になったものを裏返してくれるからだろう。
ウクライナ本土とクリミア半島のあいだに横たわるアゾフ海の西岸に腐海があるのも、戦争から平和へと、極端になった人類の裏返りを暗示していたらいいなと思う。
No.05226 24.06.15 小鳥の歌声
朝、窓を開けたら小鳥の歌声が部屋に入ってきた。
小鳥の歌声は心地よい。
聞きながら目を瞑ると、また眠くなる。
夢の中で小鳥の歌声を聴く。
夢の中でまた眠る。
No.05225 24.06.09 ホットサンド
三年ほど前にホットサンドプレートを買って以来、月に何度かはホットサンドを作っている。
相方が具材を切ってサンドウィッチに成形する。
それをプレートに詰めて焼くのは僕の仕事。
説明書には中火で片面二分、両面で四分と書かれていたが、それだと火が強いと焦げてしまうし、具材に熱がまわらない。
火加減を調節して、試行錯誤の上、極弱火で片面四分、両面で八分に落ち着いた。
各面の最後の一分で匂いと音で判断し、微妙に火を調節してわずかな焦げ目をつける。
こうすると相方が研究の結果行き着いたてんこ盛りの具材にも熱がまわってよろしい。
アッチッチとなったハムやチーズやトマトやキュウリに挟まれたチーズがトロトロになる。
No.05224 24.06.08 ベランダで読書
読書はずっと書斎で閉じこもってしていた。
そのほうが集中できるから。
目が悪くなってきてベランダで読書するようになる。
目が少し疲れると遠くを見る。
これがいい。
少し休んでまた読書。
No.05223 24.06.05 ヨハネの黙示録
ヨハネの黙示録を読んでみた。
何年ぶりだろう?
いろんなことの例えに思える話が出てくる。
この文書に従い、着々と準備を進めている人たちがいるという。
二千年にわたる呪いと祝福。
心がシンとなる。