No.05289 24.09.30 Bunzoの生チョコレート

生チョコレートをいただいた。
しかも、生チョコレートを産み出した人の作った生チョコレートだという。
小さな漆黒のキューブのまわりには、細かいカカオパウダーがうっすらとまぶしてある。
口に含むとヌマ〜ッと溶けて、カカオの味と香りが口と鼻を包む。
味蕾をチョコレートが溶けて覆う。
暖かいコーヒーを飲むとカカオの香りとコーヒーの香りがまざりあっていい感じ。
幸せ。

No.05288 24.09.26 繰り返しは何かを生む

繰り返すことで思いがけない何かが生まれることがある。
いつも同じ道を歩いていると知り合いができたり、いつも同じものを食べていると栄養が偏って病気になったり、いつもバカなことをやっているとあだ名がついたり、いつも音楽ばかり聴いていると作曲するようになったり、いつも同じ人と話しているとその人たちとしか通じない言葉ができたり、いつも同じことをしていると、ちょっと工夫してそれが遊びになったり、色々とそれまでには考えもしなかったことが生まれてくる。
それって、生命の成り立ちとも関係があるのではないかと空想していると、宇宙全体がそうなのかもと思うようになる。
繰り返し同じことを考えると哲学になる。
ホロンも繰り返しの産物だ。
https://www.youtube.com/watch?v=2QkwO8zWXxo

No.05287 24.09.25 ドルフィン

映画「2010年」の主人公フロイド博士の奥さんがイルカの研究をしている人だった。
それを見て、ベルギーで会ったキャサリン・ダジンスキー博士を思い出した。
ジョン・C・リリー博士とダジンスキー博士と一緒に食事をして、二人の写真を撮ってあげた。
当時はまだフィルムカメラで、現像したら二人にあげると約束していた。
ところが、ブリュッセル中央駅でフィルムを入れたカバンを盗まれてしまった。
東京に帰ってメールで事情を伝えて詫びた。
リリー博士は日本でも何冊か翻訳本が出ているからご存知のかたはいるだろう。
イルカの研究をした博士で、映画「イルカの日」のモデルとなった。
人間の脳についても研究したため、「アルタード・ステイツ」という映画のモデルにもなった。
ベルギーで会ったとき、ダジンスキー博士の研究についてほとんど何も知らなかったので、話題の中心はリリー博士の研究だった。
中学生のとき「イルカの日」を見て以来、リリー博士は僕にとっての憧れの人。
その席にダジンスキー博士がいた。
そのときの雰囲気が映画「2010年」の主人公フロイド博士の奥さんに似ていた。
それで28年も前にたった一度会ったダジンスキー博士を思い出した。
2000年前後にイルカの研究で御蔵島にいたことは知っていた。
でもわざわざ会いに行くという関係でもないので、ずっと会わずにきた。
ネットで調べたら、ダジンスキー博士は「ドルフィン」という映画にご本人が出演している。
会ったのは1996年で、まだ映画「ドルフィン」は公開されていなかった。
映画「ドルフィン」を探してみた。
アマゾン・プライムビデオにあった。
音楽はスティング、ナレーションは007を演じたピアース・ブロスナンだった。
アカデミー賞の短編ドキュメンタリー部門でノミネートされたそうだ。
イルカと泳ぐシーンを見て、かつて毎年のように御蔵島に通ってイルカと泳いだことを思い出した。

No.05286 24.09.23 2010年

映画「2001年宇宙への旅」の続編「2010年」を見た。
いろんな感動があった。
前作「2001年宇宙への旅」でなぜHAL9000が狂ってしまうか明かされる。
もしそれが本当だとすると、地球上のAIもみんな狂うことだろう。
以前から「ヌースフィアってなに?」という動画をYouTubeにアップしてきたが、その中の考察でまだ発表してないが、このまま人間文化の中にAIが育っていくと、大きな問題を孕むだろうと思っていて、その理由とHAL90000の狂う理由がほぼ同じで驚いた。
1960年代にこのことを理解していたアーサー・C・クラークはやはりすごい人だ。

No.05285 24.09.22 100歳

昨日、父の誕生日でした。
生きていたら100歳。
父は「敗者の文学」を追求していました。
僕が幼い頃は、「勝者の文学」を追求したほうが儲かって良いと思っていましたが、最近になって、やっとその深い意味が分かってきた気がします。
父さん、100歳の誕生日おめでとう。

No.05284 24.09.19 大切にする

日本人はどんなものも大切にします。
なにしろカマドにもトイレにも神様がいると感じるのですから。
万物に神聖さが宿っています。
だからこそあらゆるものを大切にする。
大切に育ててもらった人はそのオーラが宿ります。
大切に使われたものにもそのような雰囲気が宿ります。
だから日本には特別な雰囲気が生まれるのだと思います。
海外からいらしたかたは、ぜひ自分が何かを大切にすることを通して、日本に宿る特別な雰囲気を生み出す人になってください。
それが日本が時代を超越していいものを残せる文化を育んでいる秘密の一つだと思います。

No.05283 24.09.16 松月堂の栗きんとん

相方がいただいてきたお菓子を少し分けてもらった。
すごいお菓子であると感じた。
原料は栗と砂糖だけ。
蒸した後に丁寧に練ったことが感じられる。
機械で作ったのか、手作りなのかは分からないが、丁寧に練らないとこうはならない。
昔、江戸時代の本当に高級な栗きんとんは三日三晩練り続けたそうだ。
このお菓子がそうかどうかは分からないが、近いものを感じた。
美味しいものをいただきました。

No.05282 24.09.13 当たり前であること

日本にはたくさんの当たり前があってありがたい。
世界には日本の当たり前が通用しないことがある。
水道が飲める。
郵便がきちんと届く。
生卵が食べられる。
刺身が食べられる。
夜道を歩ける。
外でお酒が飲める。
など。
みなさん、ありがとうございます。

No.05281 24.09.12 幸せであること

幼い頃、ジュースが飲みたいと駄々をこねました。
僕が幼かった頃は近所にコンビニなんてありません。
そこで母はどうしたか。
コップ一杯の水を僕に持たせて「美味しい、美味しい」と言いながら飲ませたのです。
僕は最初不満でした。
でも、飲んでいるうちに水が美味しく感じられたし、飲み終わると喉の渇きも取れてました。
そこで母に「美味しかったねぇ」と言われると、それで満足してしまいました。
子供だったからそれで済まされたという見方もできますが、ときどき大人になってからもそのことを思い出すことがあるのです。
今の状況に満足できること。
これってとても大切なことがあるのです。
人間はすべての欲を満たすことはできません。
それに執着をしだすと大変なことになります。
現状で満足する。
そして幸せを噛みしめる。
欲に振り回されるのではなく従える。
幸せであることは、いつでも生み出すことができるのです。

No.05280 24.09.08 緑が増えてる

このところニュースでは気候変動が問題になっていますけど、思わぬところにいいことも起きているようです。
オーストラリア、ニューサウスウェールズ大学気候変動研究センターの水循環研究者、ジェイソン・エバンズ氏によれば、世界中の乾燥地が緑化しているそうです。
二酸化炭素が増えたことで、植物が生育しやすくなり、南極で溶けた氷も大気中に含まれることで湿度が上がり、植物が育成しやすくなってきたようです。
地球はバランスをとるように頑張ってくれています。

二酸化炭素濃度の上昇で世界の乾燥地帯が緑化し始めている