酒を飲んでいて友人に不意に「自分にとって祈りとはどういう意味があるのか?」と問われた。
いろんな意味があるだろうけど、酒の席で答えられるような粋な答えは浮かばなかった。
二日ほどしてふと思いついたこと。
酒の席向きの答えではないが、ある答えが降りてきた。
「生きていなさい」
母の言葉だった。
なぜか母はことあるごとに「生きていなさい」とか「死んだらダメよ」とかよく言った。
僕は死ぬ気はないし、生きているのが当たり前と思っていたので、なんでそんなことを言われるのか理解できなかった。
酒席の問いで、あれは母の祈りだったんだなと理解できた。
No.05328 24.12.10 開高健ゆかりのバー
開高健ゆかりのバーに連れて行ってもらった。
ライターになってはじめての仕事が開高健がかつて編集長をしていた雑誌だった。
それをきっかけに何冊も著書を読んだ。
文章が洒脱で。言い回しがすごい。
1989年に亡くなったのに、いまだに親しかった人たちが命日に集まってくる。
僕がパイプを吸えるようになったのは開高健のエッセイのおかげ。
No.05327 24.12.07 銀座の歩行者天国
銀座で歩行者天国がおこなわれるようになったのは1970年というから、54年の歴史があることになるが、それ以前から小さな通りではときどき行われていたそうで、東京では明治20年(1887年)には神楽坂の縁日でおこなわれていたという。
縁日で通行止めになることも歩行者天国だと考えると、日本には昔からあったことなんだなと思える。
1970年頃、正確にはいつだったか思い出せないが、銀座のホコ天(歩行者天国)を歩いた記憶がある。
当時は車道を自由に歩けるのが新鮮に感じた。
しかし、やはり車道を歩くということで、多少の遠慮を感じたし、歩行者もさほど多くはなかった。
ところが今日行ってみると、海外から来た人を中心にたくさんの人が歩いていた。
まっすぐ歩くのが困難なほど。
そこに来たいろんな人の幸せそうな雰囲気が良かった。
No.05324 24.12.04 自転車のお爺さん
朝、散歩していると、自転車に乗ったお爺さんがヨロヨロと抜いて行った。
しばらく走って行くと自転車を止めた。
自転車から降りて、落ちていたビニール袋を拾って、自転車のカゴに入れた。
カゴには瓶やらプラスチックやら、自然には分解しないようなものがたくさん入っていた。
そういうゴミを集めているらしい。
偉いお爺さんだ。
No.05323 24.12.03 美しい夕焼け
今日の夕焼けが美しかった。
サーモンピンクと明るい水色が溶けていた。
見知らぬお婆さんが夫と思われるお爺さんを立たせ、夕焼けを背景にスマホで写真を撮っていた。
No.05322 24.12.01 久しぶりの烏帽子岩
烏帽子岩を見に行った。
「太一〜UFOに乗った少年」クライマックスの舞台。
カラスがぼんやり見つめていた。
もうすぐ夕焼けの頃。
斜めの日差しが眩しかった。
No.05321 24.11.30 給湯器の交換
給湯器が壊れたので交換した。
20年が耐久期間と言われていたのが、21年使っていたので仕方ない。
古い給湯器にはお疲れ様ということだ。
人間、なくなってからその大切さを痛感するとはよく言われることだし、それは何度も体験してきたが、今回もそれをとても感じた。
食器洗うのに手が冷たくなるから休み休みしかできないし、お風呂には入れないし、顔洗うにも冷たかった。
給湯器さん、ありがとう。
これからもよろしくね。
No.05319 24.11.24 近所の銭湯
銭湯に行くのは滅多にないことですが、お風呂の給湯器が壊れてしまったので修理が済むまで通います。
何十年か前にもそんなことがありました。
そのときに行った銭湯はもう今はありません。
ほとんどの家にお風呂があるようになってから、銭湯は斜陽産業だと聞いていました。
桜台駅のそばにある銭湯久松湯に行きました。
そこは10年ほど前に建物全体をリニューアルしていました。
入ろうとしたら、人がいっぱいで入れません。
お風呂に入るのに10分ほど待たされました。
待合室にはほかにも待っている人が20名ほどいました。
番号札を呼ばれて料金を払い中に入ると、脱衣所が混雑しています。
やっとロッカーを見つけて着替えようとしたら、隣にいた年配の方に声をかけられました。
「この風呂いいよねぇ」
「そうなんですか? ここに入るのははじめてです」
「そうなの。どうしてここを知ったの?」
「近所なので、あることは前から知ってました」
「そうなんだ。俺はね、銭湯好きな仲間から教えてもらったんだよ」
「じゃあ、遠くからいらしたのですか?」
「高田馬場」
「それは遠いですね」
「バイクで週に一度は来るんだよ」
浴場は普通の銭湯より工夫されていました。
普通のお風呂のほかに、電気風呂、泡風呂、水風呂、31度の低音風呂があり、露天風呂は温泉になっています。
余計に550円払うとサウナにも入れます。
サウナに入らなければ料金は銭湯と同じ。
銭湯好きにはたまらないかも。
銭湯が斜陽産業だなんて、誰が言ったんだ。
No.05315 24.11.17 天命に従って書く
自分の書くべきことはもうすでに決まっているように感じる。
それに従って書くときとても爽快だ。
不思議なことも連鎖して起こる。
No.05310 24.11.05 花束
昔、吹奏楽団の指揮をしていたことがあるので、演奏会が終わると花束をいただいた。
とても嬉しいのだが、恥ずかしいような気もした。
何度かいただいて慣れてしまうと良くないなと思った。
心の一部では慣れてしまったが、別の部分では照れながら、また別の部分では喜ぶ。
複雑な心が生まれる触媒だった。

