No.05179 24.03.26 四月の桜

このところずっと桜が咲くのは三月半ばから末だった。
入学式の頃には桜は散っていたなんてこともあった。
でも今年は入学式に合わせて満開になりそうだね。
入学式に桜って、似合うよね。

No.05178 24.03.25 声字実相義

30年ほど前、あるきっかけでヒーリング・ライティングを始めたが、ある高僧から助言をいただく機会を得て質問した。
その高僧は「声字実相義を読みなさい」と答えた。
一度読んだだけではよく意味がわからなかった。
二度三度と読んで、少し意味がわかった。
読むたびに意味が深くなる。
二、三年前にやっと理解したことが、すでにここに書かれていた。

No.05177 24.03.23 政木和三先生のこと

30年ほど前にいくつかの不思議な体験をした。
そのきっかけの一つが政木和三先生との出会いだ。
友人がある女性を紹介してくれた。
その女性は前世で政木先生の娘だったという。
当時の僕はそのようなことをすんなりとは信じられなかった。
そこで、そのことについて書かれている先生の著書『精神エネルギー』を読んだ。
その本には政木先生が江戸時代にいた陽明学者熊沢蕃山の生まれ変わりで、そのときに縁のあった何人かと現世でも出会えたと書かれていた。
それでも半信半疑だった。
ある日友人が大阪で先生の講演があるから聞きに行こうという。
その会場で不思議な体験をした。
講演会は大きな会場でおこなわれた。
1,000人くらいは入れたと思う。
そんな会場がほぼ満席だった。
僕たちは先生の講演を二階席から聞いていた。
しばらく講演して先生はこう言った。
「ではこれから、私の前々世で聞いた音楽を演奏してもらいます」
先生は舞台から出て行き、ピアニストと女性声楽家が入ってきて演奏を始めた。
その曲が終わるとき、舞台下の上手から、何か白いものが漂い出てきた。
目を凝らしてみると、白い大きな花のようだった。
形は幼稚園のお遊戯会などの装飾に使われた、薄い紙で作られた花のようだった。
ところが、それとは別物であることはすぐにわかった。
花びらの部分がイソギンチャクのようにゆらゆらと揺れていたのだ。
それが客席の通路を舞台の中央まで進むと、ふっと浮き上がり、舞台の上に乗り、舞台の床に溶けて消えた。
隣に座っていた友人に「今の何?」と聞いたら、「何が?」という。
彼はそれを見ていなかった。

No.05176 24.03.22 見つめられ

あなたの瞳に見つめられ
 自分の名前を忘れてしまう。

あなたの瞳に見つめられ
 恐れが何かを忘れてしまう。

あなたの瞳に見つめられ
 なぜここなのかを忘れてしまう。

大きな瞳
深いその声
情の波が伝わってくる。

あなたの瞳に見つめられ
 呼吸の価値を思い出す。

あなたの瞳に見つめられ
 忘れた喜び思い出す。

あなたの瞳に見つめられ
 命のつながり思い出す。

手をつなごう
ずっと心をつないできた
それを思い出すべきときがきた。

__マウイ島ラハイナの
   ホエールウォッチングを思い出して

No.05175 24.03.21 古文の朗読

YouTubeに古文の朗読を女声でしているものがあった。
その響きを聞いているとなんとも心地よい。
意味を深く考える前に、その響きでホッとさせられる。
その心地よさが意味を厳格に追うことを忘れさせる。
多少わからなくても「ま、いいか」という気にさせる。

No.05174 24.03.18 知りようのないこと

この世界には知りようのないことがたくさんある。
まず生命がどのように振る舞うかを知りようがない。
それは無限の可能性に接続している。
環境が変われば振る舞いが変わる。
振る舞いが変われば細胞が変わる。
細胞が変われば、細胞の内容物が変わる。
細胞の内容物が変われば細胞の動きが変わる。
その変化の可能性は無限大だ。
一方で死との綱引きがある。
生まれるものがあれば死ぬものがある。
何が死ぬのかはわかるようでわからない。
それぞれのレベルで無限大の可能性と無限大の死の可能性に接続している。
それを全て知るなんてできることではない。
大きな可能性があるという、表面的なことを知るのみ。
表面的なこと、それは水滴の音のよう。

No.05173 24.03.17 コッペ田島

氷川台駅から成増駅まで散歩した。
成増駅にコッペ田島というお店がある。
はじめて入ってみた。
コッペパンにいろんな具材を入れて売っている。
一番安いのが「たっぷリッチコッペ」180円。
一番高いのが「たっぷり和風タルタルフィッシュ」390円。
他にも300円前後でたくさんのメニューが揃っている。
僕は「肉じゃがコロッケ」300円とホットコーヒー250円を頼んだ。
コッペパンは柔らかくておいしいし、コロッケは揚げたてのように温かかった。
コーヒーもこの値段では悪くない。
「ハムたまご」「ツナポテト」「濃旨ソースやきそば」「ハムカツ」
「海老カツたまご」「てりやきチキン」「サーモンクリームーズ」
「5品目のベジタリアン」「海老とアボカド」「炙りチーズチキンカツ」
あたりを食べてみたいぞ。

No.05172 24.03.16 イマジネーション

宇宙の彼方に行ける。
原子の大きさになれる。
眉間から光を発することができる。
その光で世界を変えることができる。
誰も聞いたことのない音楽について語り、すべての生命と共感できる。
生と死の瞬間を知ることができ、ありとあらゆるものを動かすことができる。
銀河でさえも。

No.05171 24.03.14 みんな違うことをする

ヒーリング・ライティングをしていたおかげで、人はみんな徹底的に違うことに気がついた。
なにしろ使う言葉もみんな違うのだ。
言葉自体は同じでも、それに込めている思いや、そこから連想するもの、そこから湧いてくる感情など、みんな違う。
だけどもなぜか「みんな一緒だ」と思いたがっている。
それはきっと仲間外れにはなりたくないから。
なぜそうなったのかというと、そう思い込むように教えられてきたからではないか?
みんなそれぞれ「違ってもいい」ことを突き詰めていくと、自然と役割が個性化していき、やるべきことが現れてくるのではないか?
そうやって、以前には見えなかった役割分担が自然とできあがるのではないか?
そののちに、勝手に新しい繋がりができて、しかも各自がしたいことをしたいときにするようになっているのではないか?
それは単細胞生物が集まり群体をなし、そのうちに多細胞生物のようになって行ったのと同じように。
その結果、ピラミッド組織のように窮屈なシステムから、緩やかにつながり合う流体のような、ボルテックスのような、トーラスのような繋がりができるのではないか?