日本気象協会の梅雨明け予想が発表された。
関東は7月中旬で、全国的にほぼ平年並みだとか。
沖縄はもう明けている。
今日の天気だけ見ると、もうじゅうぶんに夏だ。
度を越した大雨はもう勘弁願いたい。
限界を超えた暑さも嫌だけど。
No.05010 23.06.29 都内の自転車道
都内にはかなり自転車道ができてきた。
車道の端に自転車通行帯が示してあるものや、広い歩道を自転車と共有するタイプなど、自転車の通れる道がはっきりしてきた。
昔は歩道を走ればいいのか、車道を走ればいいのか、不明瞭で肩身が狭かったが、今はどちらも堂々と走っていける。
No.05009 23.06.28 じょうよまんじゅう
和菓子屋さんで「じょうよまんじゅう」を買った。
うちに帰って相方と食べようとして「じょうよまんじゅう」と言ったら、相方が「じょうようまんじゅうでしょう」という。
「いや、じょうよまんじゅうだよ」
「いや、上に用いると書いて上用饅頭だよ」と言い争う。
結局、どちらも間違いではないことがわかる。
じょうよまんじゅうの「じょうよ」は「薯蕷」と書き、大和芋、山芋、つくね芋たちを「薯蕷」と呼び、それらを饅頭の皮に用いたものを薯蕷饅頭と呼んだそうです。
一方で「上用饅頭」は、高貴な人が食べるお菓子ということで、かつて高級な饅頭をそう呼んでいたことがあるとか。
勉強になりました。
No.05008 23.06.27 レインボウ・コネクション
カーペンターズの曲。
カレンが出来を気に入らず、一度お蔵入りになったものをリチャードが後年仕上げて発表した。
詩が素敵なので和訳した。
虹の歌ってなんでこんなにあるの?
虹の向こうには何があるの?
虹は見えるけど単なる幻。
スケスケで隠しているものなんて何もない。
そんなふうにいう人がいて、そのまま信じる人もいる。
私はそれが間違いだって知っています。
じっくりと観察してください。
いつか私たちはそれを見つけるでしょう。
レインボウ・コネクション。虹のつながり。
恋人たちと夢想家たちと私。
願いは聞かれ、答えも得られる。
誰がそんなことを言ったのでしょうか?
明けの明星に願いをかけるとき、
誰かが思いつき、誰かが信じたのでしょうか。
何が実際に起きてきたかを目を開いて見てください。
星を眺め続けることは確かにドキドキして素晴らしいこと。
でも、その先に見えるものは一体なんだと思いますか?
いつか私たちはそれを見つけるでしょう。
レインボウ・コネクション。虹のつながり。
恋人たちと夢想家たちと私。
みんなその魔法にかかっている。
きっとそれが魔法だと知っているのに。
あなたはずっと眠っていましたか?
ずっと「きっと魔法だよ」という声を聞いていましたか?
私は彼らが私の名を呼び続けていたのを聞いてきました。
若い船員を魅了して海にひきずりこむ囁きのように。
声は一つか二つかもしれない。
でも、無視するには難しいほど何度も聞いた。
私がそうあるべきと考えるような大切なこと。
いつか私たちは見つけるでしょう。
レインボウ・コネクション。虹のつながり。
恋人たちと夢想家たちと私。
No.05007 23.06.26 お引越し
新しい家に住むというのは清々しいものだ。
新しい土地で知らないお店を見つけたり、見たことのない何かを見つけるのは嬉しい。
「日刊 気持ちいいもの」のサイトも、そろそろお引越ししようかと思う。
12年間使ってきたからな。
No.05006 23.06.25 三つの夢
2023年6月19日の朝、三つの夢を見て目が覚めた。
正確には、目が覚めたとき、三つの不思議な物語が頭の中にあった。
三つともありありと思い出せる。
でも、夢を見た感覚はなかった。
起きて三つの夢を書き留めようとした。
そうして書いたのが、No.05004の「かき氷」とNo.05005の「ゴムのオブジェ」だ。
三つ目の夢はそのときすぐには書き留められなかった。
だけど、あまりにも三つの物語としてうまくまとまっていたから、「すぐに書き留めなくても平気だろう」と後回しにした。
しばらくして書き留めようとしたが、まったく思い出せない。
三つの物語はどれも「喪失」がテーマだ。
そして最後の物語のタイトルは「その女」。
しかし、どうしても内容が思い出せない。
夢というやつは、どうして思い出せなくなるのだろう?
No.05005 23.06.22 ゴムのオブジェ
ガラス・ミュージアムに行った。
ガラスを素材とした美術・工芸作品が集められている。
作品を見てまわると、一点だけとても気になる作品があった。
タイトルは「ゴムのオブジェ」。
じっと見ると素材はゴムのようだ。
でも、ここはガラスのミュージアム。
なぜゴムの作品があるのか?
ゴムのように見えるが、実はガラス製なのだろうか?
形も不思議だ。
女の裸体のようにも見えるし、宇宙船のようにも見えるし、細胞分裂のようにも見える。
係員のような男が来たので訊ねた。
「これはガラス製ですか?」
「すみません。僕はバイトであまり詳しくありません。学芸員はいま外出中で二時間ほどで戻ると思います。
二時間は待てないのでその日は帰った。
一週間ほどのちに再訪した。
「ゴムのオブジェ」があった場所に行くと、そこには立派なガラス細工が飾ってあった。
「水盤」と書かれている。
学芸員を呼んで質問した。
「ここにあったゴムのオブジェはどこに行きましたか?」
「ゴムのオブジェ?」
彼はしばらく考えてからこう答えた。
「ここはガラス・ミュージアムです。ゴム製の作品は置いてないですよ」
「一週間ほど前ここにあったんですけど」
「いや、ないと思いますよ。確かに一週間ほど前にはこの水盤は修繕に出していましたけど、ゴムのオブジェなんて置いてないです」
「いや、あの、ここに女性の裸体のような、宇宙船のような、細胞分裂のような形のゴムのオブジェがあったんです」
「それはどんな形ですか? 想像できませんね」
「いや、だから、」
「とにかくゴムのオブジェは置いていません。何かの勘違いではないですか?」
僕の心の中にあるゴムのオブジェ、これはいったい?
No.05004 23.06.19 かき氷
ある時、ある場所にアンティークな雰囲気の喫茶店があった。
その店に入り、ブレンドコーヒーを頼んだ。
若い女の店員がコーヒーと一緒に小さなかき氷を持ってきた。
「これは?」
「サービスです」
女はカウンターの中に戻って行った。
そのかき氷は、氷がフワフワで、食べたことのない味がした。
カウンターの向こうにいる店員に聞いた。
「これは何のシロップですか?」
「お客様はこの店ははじめてですよね」
「はい」
「次にいらしたときにお教えします」
ちょっとムッとした。
なぜいま教えてくれないんだ。
きっとこれはお店のプロモーションの手法なのだろう。
その手に乗るか。
二度と来ないと心に決めた。
あれから三年が過ぎた。
いまだにあの店の雰囲気とかき氷の味が忘れられない。
再びアンティークな雰囲気の喫茶店に来た。
前と同じ席が空いていたのでそこに座った。
若い男の店員がやってきた。
ブレンドコーヒーを頼んだ。
しばらくしてコーヒーだけがやってきた。
店員に質問した。
「あの、かき氷は?」
男は「かき氷?」と復唱し、「うちには置いていませんよ」という。
「三年ほど前にここでコーヒーを頼んだら、サービスですとかき氷が出てきたんですけど」
「うちではないでしょう。この店を僕は五年ほど経営していますが、かき氷なんて出したことありませんよ」
言葉を失った。
男は「ごゆっくり」と言って
カウンターの奥に消えた。
No.05003 23.06.18 揺れる
気持ちいいものを書き続けていると、自分の心が揺れているのがよくわかる。
あるときには気持ち良かったものが、別の時には不快になったり、悲しくなったり、意味のマトリックスを漂っていく。
心は正確には表現できない。
No.05002 23.06.17 原口一博氏の国会答弁
原口一博氏の風貌が変わった。
がんに罹患したそうだ。
アレとの因果関係を調べようとしたが、国会議員でも調べられないという。
それで岸田総理に詰め寄るような質問をした。
政治はいま大混乱の中にあるが、マスメディアはそれらを伝えない。
原口氏のもっと突っ込んだ話はネット上で見られる。