二羽の白鳥が向かい合い、ハートの形を作っている写真を見たことがあるだろう。
あれとそっくりな扉の取っ手が、アイルランドのスライゴー郊外にある。
イェイツの墓があるドラムクリフ教会の扉。
その取っ手が向かい合った白鳥になっている。
白鳥の歌が聞こえてくる。
No.04926 23.02.11 幻想録
20年以上前、アイルランドに行った時、その前後に幻想録を読んだ。
イェイツの著作だ。
当時の僕には意味のわからぬところが何箇所もあった。
今でもわかったわけではないが、二月三日に「スライゴーのイェイツ像」を書いて以来、気になって手元に置いてある。
かつて冷たかった文章が、暖かく感じる。
No.04924 23.02.09 イニシュモア島の土
イニシュモア島は岩でできていて土がなかった。
だから、そこで農耕をする人たちは土から作る。
石を積んで四角く囲み、そこに島のまわりにある海藻を持ってくる。
堆肥のようにして土を作る。
土がないと命を育みにくい。
日本では当たり前にある土の価値を知らされた。
No.04922 23.02.07 堕ちた一円玉
パン屋さんでパンを買ったとき、小銭入れから一円玉が落ちた。
棚の下かどこかに隠れてしまい、探しても見つからなかった。
「一円だからいいや」と僕は思った。
すると会計カウンターの向こう側で対応してくれていた店員さんが「何か落ちましたね」という。
「はい、一円だからいいですよ」
「ああ、確かに一円の音でしたね」
そう言ってわざわざカウンターから出てきてくれた。
「ほうきで棚の下を掃くと出てくることがあります」と言ってほうきも持ってきてくれた。
棚の下を掃くと出てきた。
僕には諦められて堕ちてしまった一円玉。
店員さんのおかげでその価値を取り戻した。
No.04912 23.01.28 昼間でも聴ける深夜放送 “KombuRadio”
らうすこんぶさんはニューヨークに20年近く在住し、ライターと日本語教師をしていました。
コロナの件で帰国し、今もニューヨークの生徒たちとZOOMでやり取りをしているそうです。
そんなこんぶさんが始めたYouTube上のラジオ放送。
それが「昼間でも聴ける深夜放送 “KombuRadio”」。
ニューヨークでの体験や「言葉」「農業」「これからの生き方」などをテーマにしてオンエア中。
「詩や言葉についてお話ししましょう」と誘われて出演してきました。
「Vol.123 子供時代、どんな本を読んでいましたか。」と
https://youtu.be/mPdhL5q3T6I
「Vol.124 詩が生まれるのはどんな時ですか そして生まれたのはこんな詩です」
https://youtu.be/fjonunrBojw
に出てきました。
Vol.123ではうるうるしてしまうし、Vol.124では詩を朗読して、恥ずかしいけど楽しい体験でした。
Vol.123は、こんぶラジオの再生回数トップ5入りを果たしました。
1位
#78 吉田拓郎さんありがとう。音楽活動を引退する吉田拓郎さんに感謝を込めて
https://youtu.be/ApA7c10WNXE
2位
#11 寺山修司、浅川マキ、椎名林檎、フォーリーブスの共通点 ことば:創意と工夫
https://youtu.be/CBRDihY0a-U
3位
#71 奥田民生の歌の歌詞がとてもいいのでご紹介したいです
https://youtu.be/khHfXpHSqeA
4位
Vol.123 子供時代、どんな本を読んでいましたか。
https://youtu.be/mPdhL5q3T6I
5位
#53 神宮外苑再開発計画をご存知ですか? このままでは樹齢100年の樹木が1000本切り倒されます ゲスト:ロッシェル ・カップさん
https://youtu.be/7gD7ea52OUM
ほかにも楽しい番組があるので、お時間があるときにご覧ください。
https://www.youtube.com/@komburadio9745/videos
No.04908 23.01.24 100頭のイルカ
クジラに続き、今度は100頭近いイルカが東京湾に来たそうだ。
イルカはセラピーに使われたりもする。
彼らはとても頭が良い。
そのあり方は人の人生をも変える時がある。
リチャード・オバリーもイルカによって人生を変えられた一人と言えるだろう。
映画「ザ・コーヴ」では、日本のイルカ猟を批判しているとバッシングされたが、彼は世界中どこでもイルカが酷い目に遭っているとやめさせようとする人なのだ。
なぜそのような人になったのかは『イルカがほほ笑む日」という本に詳しく書かれている。
イルカと一緒にいると、つい彼らの味方になりたくなる。
なぜなら彼らは、機嫌が良ければ、ダンスを踊るように僕たちの泳ぎに合わせてくれるから。
イルカたちが何をしに来たのか、僕には本当のところはわからないが、わかってあげたいという気にさせられる。
No.04906 23.01.22 泥炭(ピート)
「イニシェリン島の精霊」でアイルランドを思い出すと、泥炭のことも思い出した。
アイルランドをバスで移動したが、何もない土地が続いた。
そういう土地の多くでは、短い草が生えてはそれが冷やされて、泥炭ができるのだそうだ。
泥炭は、ピートとも呼ばれる。
ウィスキー好きは「ああ、あれね」と思うだろう。
あれがたくさんある土地が続く。
なのでピートの香りが効いたウィスキーを飲むと、アイルランドの荒涼とした風景を思い出す。
少し傾いた頼りない電柱に、ゆるく張られた電線が風に揺れていた。
泥炭を燃料に使っている家からは、先端が四角い、独特の形状をした煙突が突き出ていた。
No.04905 23.01.21 イニシュモア島
「イニシェリン島の精霊」という映画が1月27日に公開される。
その予告編を見た。
実際に映画の撮影に使われている島の名前はイニシュモア島だ。
イニシュモア、イニシュマーン、イニシィアの三島をアラン諸島と呼ぶ。
アランセーターの起源となった島々だ。
そこに20年ほど前に仕事で行った。
「イニシェリン島の精霊」の予告編に一瞬、ダン・エンガスと呼ばれる石でできた砦が映る。
懐かしかった。
その島にはヤコブの梯子と呼ばれる坂があり、その坂の下にキロン修道院跡がある。
その脇にキロンの泉がある。
腕が入れられる程度の小さな穴で、そこに腕を入れて手を伸ばすと、泉に触れることができる。
その泉では年に一度九月九日に「太陽の祭」がおこなわれる。
島の人たちが集まり、泉の周りを七回まわって泉の水を顔につけ、願掛けをするのだとか。
重陽の節句を思い出す。
No.04904 23.01.20 ぐっすり
入院して以来、ぐっすり寝るようになった。
ぐっすり寝すぎて朝起きるとフラフラすることもあり。
それでいいのだ。
No.04900 23.01.16 詩を書く
生まれてこのかた、詩は六編しか書いたことがない。
そのうち三編は「水のきらめき」で読むことができる。
二篇は知り合いの結婚を祝うための詩で、二編とも披露宴で朗読した。
二編のうち一編は拙著『ヒーリング・ライティング』に、カップルの許可をとって掲載した。
残りの一編は、小学二年の時、練馬区の文集のトップに掲載してもらった。
小学二年の時の詩と『ヒーリング・ライティング』に掲載した詩以外は、瞬時のインスピレーションで生まれた。
ある状況にいることで、ピカッと何かに打たれる。
その打たれた内容を言語化すると詩になる。
滅多にない体験だが、詩が生まれる瞬間を体験するのは嬉しい。

