No.04920 23.02.05 かりんとう

かりんとうといえば、黒くて芋虫のような形をしているものと思っていたが、最近のは丸かったり、味が色々あったり、昔知っていたかりんとうとは違うものがたくさんある。
歯ごたえも違う。
サクサクしたのが好き。

No.04919 23.02.04 鍵善良房のくずきり

蓋の上には鍵の絵。
江戸時代にどこかの寺社の鍵を預かっていたという。
はじめて鍵善にうかがったときに聞かせてもらった。
以来鍵が店舗のアイデンティティーとなり、鍵善良房となったとか。
もう30年以上前に聞いた話なので、微妙に違うかもしれない。
申し訳ない。
ここのくずきりは絶品で、ここでしか食べられないので、京都に行くと食べたくなる。
京都にいるという友人とSNSでやりとりしたときに、「鍵善のくずきり食べたい」と書いたら、「行くつもり」だという。
いいなぁ。
上の段には黒蜜、下の段には氷で冷やした葛切りが、たゆとうている。
フルフルとからだをくねらすくずきりを箸で掬い上げ、黒蜜に浸け、絡んだ頃合いでチュルッとすする。
黒蜜の味と香りが口から鼻に抜けた頃には、官能的な舌触りに溺れている。
そして、あの噛み心地。

No.04906 23.01.22 泥炭(ピート)

「イニシェリン島の精霊」でアイルランドを思い出すと、泥炭のことも思い出した。
アイルランドをバスで移動したが、何もない土地が続いた。
そういう土地の多くでは、短い草が生えてはそれが冷やされて、泥炭ができるのだそうだ。
泥炭は、ピートとも呼ばれる。
ウィスキー好きは「ああ、あれね」と思うだろう。
あれがたくさんある土地が続く。
なのでピートの香りが効いたウィスキーを飲むと、アイルランドの荒涼とした風景を思い出す。
少し傾いた頼りない電柱に、ゆるく張られた電線が風に揺れていた。
泥炭を燃料に使っている家からは、先端が四角い、独特の形状をした煙突が突き出ていた。

No.04881 22.12.08 昔ながらのプリン

なめらかなプリンも、プッチンプリンも美味しいけれど、昔ながらの少し硬めのプリンが好き。
茶碗蒸しのように加熱して作って、冷やして、カラメルをちょっとかけたやつ。
加熱の具合によって時々プリンの中に泡が入ったりしていると、「ちゃんと作っているな」とかえって嬉しくなる。
そういうプリンを見つけては、食べに行く。

No.04878 22.12.05 電動ミルと手回しミル

30年くらい使っていたコーヒー豆用電動ミルが故障した。
スイッチを押しても動かない。
それで、以前使っていた手回しミルを出した。
相方が埃のつかないようにラップでくるんで保存していたのですぐに使えた。
同じブレンドの豆を挽いて淹れても電動と手回しでは味が違う。
こんなに微妙なものなのかと驚いた。

No.04874 22.11.21 ファミレスからカフェへ

かつてファミレスだった場所がカフェになったり、ファミレスの規模のカフェができたりしている。
確かにファミレスはカフェ的な使われ方がされていた。
レストランとして存在するより、カフェと割り切ったほうがいいのかもしれない。
しかも、カフェだと思うと、少々待たされても気にならない。
それで店員数を減らして、採算を上げるんだろうなと思う。
カフェなら少々長居しても許されるだろう。
でも、客単価が下がるよな。

No.04831 22.09.14 ライムジュースでムフ

ちょっと遠い酒屋さんにライムジュースを買いに行った。
ライムを搾っただけの、そのまま飲むと酸っぱいやつ。
それに炭酸水を足して飲むのが好き。
でも、ライムジュースごときにウキウキしていては恥ずかしいので、落ちついたふりをして店に入る。
その酒屋には葉巻も置いてある。
葉巻からの「買えよ」という誘惑の視線。
久しいこと吸ってないので吸いたいが、我慢。
ライムジュースを手に取りレジへ、何事もなかったかのように。
外に出てガッツポースをしたいがガマン。
ムフフと喜びたいが「ムフ」くらいにしておく。

No.04785 22.06.19 かみしめてわかる味

食べてすぐおいしいと思うものはたいしたことがない。
ところが、何度も食べて、噛みしめて、しばらくたってからおいしいと思うものは、底力がある。
最初の一口はおいしいかどうかわからなくても、二口三口と食べるうちにいいかもと思うようになり、それでもおいしいかどうかはわからなくても、あとでまた食べたくなる。
我慢できずしばらくしてもう一度食べなおすと、はじめてはっきりとおいしく感じるその味。
もうすぐとりこだ。