うちの相方がよく見ているドラマがある。
それは一人で食事をしていることを淡々と見るドラマ。
例えば、「孤独のグルメ」「ワカコ酒」「晩酌の流儀」など。
さらに孤食とはちょっと違うが、一人でいることを楽しむドラマとして「ソロ活女子のススメ」なんてものもある。
ワカコ酒がBSテレ東である以外はみんなテレ東発のドラマだ。
美味しい店や食べ方の紹介であることがヒットの原因の一つではあるが、これら一連のドラマを僕はリフレーミング・ドラマだと思っている。
かつて孤食や孤独は寂しいというレッテルを貼られがちだった。
ところが「孤独のグルメ」でたった一人で食うことが「癒し」や「自分を取り戻すための時間」になると謳いヒットした。
それで視聴層をちょっと変えて「ワカコ酒」「晩酌の流儀」「ソロ活女子のススメ」ができたんだろうなと想像する。
これらの共通点は食べているとき、または何かを経験しているときに生まれている内語の紹介だ。
内語とは、言葉や文字に表さない言葉のこと。
一人でいる時に頭の中であれやこれやと囁いている言葉のことだ。
一人で食べているとき寂しいと感じる人は、きっとこれらのドラマとは違う内語のやりとりをしているのだろうと思う。
ところが、これらのドラマの主人公たちは、外界で起きている経験についてあまり拘泥せず、食べるとき、そして何かを体験するときに、目の前にあることに没入する。
その没入感が楽しかったり、面白かったりする。
リフレーミング・ドラマの応用範囲は広がるかもしれない。
若者向けに、予備校をスポンサーにして受験をテーマとしたり、年配者が一人で暮らす楽しみ方を表現したり、遠距離介護の体験をリフレーミング・ドラマにしたりできるかもしれない。
No.05217 24.05.28 震電の実物大模型
震電の話はNo.05116 23.12.21に書いたが、ゴジラ-1.0で使われた実物大模型が、福岡県の大刀洗平和記念館に常設展示されているそうだ。
近くに行く機会があったら寄ってみたい。
No.05214 24.05.22 メッセージ
「メッセージ」というSF映画を久しぶりに見た。
地球上に12箇所、謎の宇宙船が飛来し、ただ黙って宙に浮いている。
その様を見て、人類が何を始めるのかがこの映画の内容。
主人公の言語学者が、異星人の言語を解読していくにつれ、特殊な能力を開いていく。
ホロンとしての言語についてこのところ考えていたので、公開時には受け取れなかったメッセージがなんとなく降りてきた。
それは言霊がどんなものかという示唆。
No.05206 24.05.09 帰ろう
友人が癌になった。
悪いやつじゃないけど、癖のあるやつ。
妹の言によると余命数ヶ月だとか。
げそげそに痩せてた。
「なんとかする」というが、なんとかなるんだろうか。
知っている治療法はいくつか教えたけど、本人が強い信念を持ってないと継続は難しい。
たまたま藤井風の「帰ろう」というOfficial Videoを見た。
慰められた。
No.05199 24.04.24 音楽のはたらき
僕はデヴィット・バーンやトーキング・ヘッズの曲をほとんど聞かなかった。
興味がなかった。
ところが、「アメリカン・ユートピア」を見てショックを受けた。
あんな演奏の方法があるのかと。
過去の映像を見ると、デヴィット・バーンはトーキング・ヘッズの頃から似たことをしていた。
それが技術の進化と、表現の深化で、まったく別物のように見えてきた。
彼が何を考えて音楽を作っているのか、知りたくなった。
でも、そのインスピレーションに導かれるようなアクションを、僕は何も起こさなかった。
「アメリカン・ユートピア」をみて一年以上がたち、忘れかけた頃にアマゾンで「おすすめの本」にデヴィット・バーンが書いた『音楽のはたらき』という明るいオレンジ色の本が表示された。
カスタマーレビューに何も書かれてないので、ちょっと不安だったが衝動的に買った。
届いた本を見て「なんでこの本を買ったのだろう?」と思ったが、読み始めると止まらなくなった。
最初の章は「逆からの創造」と題されて、演奏される場が音楽を作ることについて書かれていた。
その中に、チチェン・イッツァーのピラミッドの前で手を叩く話が出てきた。
10年ほど前にそこで僕は手を叩いた。
鳥の鳴き声のような音が反射してきた。
そのことについて「神聖な鳥ケツァールの鳴き声だ」と書かれていた。
それを知れただけでも僕にとっては天啓だ。
まだ読み終わってないこの本。
不思議な牽引力をずっと堪能したい。
No.05198 24.04.23 書いてはいけない
森永卓郎氏の『ザイム真理教』『書いてはいけない』を読んだ。
末期の癌だと言われて、死ぬ前に書くべきことを書こうと決死の覚悟で書いたという二冊の本。
日本人はみんな読むべきだと思う。
そして何を思うのか。
この二書をネタにして「昼間でも聴ける深夜放送コンブラジオ」でお話ししました。
素人のYouTubeですが、この番組はもうすぐ再生回数1000回になります。
普段の数倍のアクセス数になりました。
もしよかったら、あなたの意見も聞かせてください。
https://www.youtube.com/watch?v=CruzExdS8-0
No.05189 24.04.11 カフカの短編
「変身」や「城」などで知られるフランツ・カフカはかなり変わった人だった。
最初の小説を長く書き続け、そこから短編小説を抽出した。
一方で、小説は一度に全部書かなければならないという謎の縛りを自身にかけ、それを守ろうとした。
「変身」は傑作だが、一度に全部書けなかったから駄作だと本人は思っていたらしい。
生前はあまり理解されなかったようだが、没後に評判が高くなる。
カフカの短編集をポツリポツリと読んでいる。
文章から浮かび上がるイメージが特異で面白い。
No.05180 24.03.30 世界・ふしぎ発見!
今日放送された最終回を見た。
38年続いた長寿番組。
第一回の収録のとき、調整室で見学させてもらった。
あの質を毎週、38年続けるなんて、どんな苦労があったのだろう。
スタッフやスポンサーには拍手だ。
No.05175 24.03.21 古文の朗読
YouTubeに古文の朗読を女声でしているものがあった。
その響きを聞いているとなんとも心地よい。
意味を深く考える前に、その響きでホッとさせられる。
その心地よさが意味を厳格に追うことを忘れさせる。
多少わからなくても「ま、いいか」という気にさせる。
No.05169 24.03.12 ONUKA
ウクライナ語で「孫娘」。
そういう名のエレクトリック・フォークバンドがある。
YouTubeではじめて見て聞いた。
いろんなイメージが浮かんでくる。
止めどない感情。
YMOが国を超えて進化した、そんな感じ。
シンセサイザーはもちろんだけど、リコーダーやウクライナの伝統的と思われる楽器が登場する。
原発や連鎖、そして戦争など、それぞれの曲に深いテーマが潜んでいる。
https://www.youtube.com/channel/UCp3u6S6oDEpVrkA7zmUQxvg

