朝から蝉が鳴いている。
気持ちよさそうに。
窓を開けるだけで心地いい今日。
うだるような暑さが、雨のおかげでやわらいだ。
静かに音楽をかけ、蝉の声を聞いている。
No.04806 22.07.28 The Chicken
1982年にジャコ・パストリアスの演奏で有名になった曲。
オーレックス・ジャズ・フェスティバルで「Invitation」に続いて演奏された。
「Soul Intro」というジャコが作った前奏に続き、「The Chicken」のベースラインが現れると、もうそこで曲に引き込まれる。
この曲は当時あまり有名ではなかったと思う。
ジェームズ・ブラウンが1969年に発表した「The Popcorn」というアルバムに収録された曲だが、このアルバムにはJBの歌は入ってないそうだ。
JBのバンドが演奏したアルバムということらしい。
日本語ウィキペディアの「ジェームス・ブラウン」の項目に、この「The Popcorn」というアルバムは紹介されていない。
だから、あまりメジャーなアルバムではないのだと思う。
このときのJBバンドのリーダーがピー・ウィー・エリス。
エリスが「The Chicken」を作曲した。
そんな曲だから、当時のジャズファンの多くはライブで演奏されたこの曲を聞き「ジャコのオリジナル?」と思ったのではないか。
大学生の頃、LPだった「The Chicken」の収録されたジャコのライブアルバムをよく聞いた。
CDとして二度再販されたようだ。
「The Chicken」を含むこのアルバムは、フュージョンの名盤といっていいだろう。
いまではそのタイトルは「TWINS Ⅰ & Ⅱ ライブ・イン・ジャパン’82」となっとているが、僕が持っていたLPアルバムは二枚が別々で「オーレックス・ジャズ・フェスティバル TWINS Ⅰ」と「オーレックス・ジャズ・フェスティバル TWINS Ⅱ」だったと思う。
No.04797 22.07.04 雨の中の鳥
今朝、雨が降っていた。
そのなかで、小鳥が鳴いている。
晴れているときのように心地よく。
雨のおかげで暑さが和らいだ。
No.04796 22.07.02 1946年の映画音楽
アマゾンミュージックに「映画音楽大全集 1946 夜も昼も/センチメンタル・ジャーニー」というアルバムがあったので聞いてみた。
ジャズのスタンダード曲がたくさんあって、「これももとは映画音楽か」と驚く。
ホワイト・クリスマス
枯葉
エニシング・ゴーズ
あなたはしっかり私のもの(I’ve Got You Under My Skin)
夜も昼も(Night and day)
ビギン・ザ・ビギン
など
「あなたはしっかり私のもの」と「夜も昼も」はもっと古い曲だが、作曲者コール・ポーターの評伝映画「夜も昼も」がこの年に公開されたそうだ。
「エニシング・ゴーズ」も映画「夜も昼も」に登場したそうだが、これは「インディ−・ジョーンズ/魔宮の伝説」のオープニングで、無理矢理インディー・ジョーンズの冒険に付き合わされることになる上海のクラブ「オビ=ワン」の歌手ウィリー・スコットが歌っていた曲。
聞いてすぐに大きな鉄の円盤に隠れながら逃げるシーンを思い出した。
No.04780 22.06.10 時代遅れのRock’n’Roll Band
桑田佳祐、佐野元春、世良公則、Char、野口五郎が演奏する「時代遅れのRock’n’Roll Band」のビデオが公開された。
地味に大友康平も参加している。
伴奏には原由子とハマ・オカモトも入っている。
懐かしい雰囲気の曲だし、80年代の「あのメロディー」が韻を踏むように散りばめられている。
歌詞のように現実も動いていけばいいんだけどな。
No.04776 22.06.06 泣こうよ
このところ、50,60年台のマイルス・デイビスとか、ビル・エヴァンスとかばかり聞いている。
なんでだろう?と感じてみた。
悲しくないかい?
政治家はウソを吐き、相手側を攻撃ばかりして、自分の立場を正当化する。
自分の落ち度には目をつぶり、それだけならまだいいが、美しい物語に塗り替えてばらまいている。
それを信じないとやって行けない僕たちは、それを知らないこととして生きている。
その代償としての軍事侵攻やら、経済制裁やら、なんやらかんやら。
戦争中には派手で勢いのいい音楽が流行る。
戦後にその反動としてマイルスとか、ビル・エヴァンスの音楽が生まれた。
誰もそんなこと言いはしないけど、僕はそれで多くの人が戦時中の心の傷を癒していたように思う。
同じことをまたするの?
その前に、自分たちの愚かさ加減に泣こうよ。
戦争を放棄した兵士がいるそうだけど、僕は彼らを賞賛する。
怒る前に、泣こう。
殺すより、抱き合おう。
No.04773 22.06.02 トロンボーンの音
中学校のそばを自転車で走っていたら、トロンボーンの音が聞こえてきた。
金管楽器の音は吹く人によって微妙に異なる。
どの楽器もそうなんだろうけど、自分がトロンボーンをかつて吹いていたので、特にそれを感じる。
メロディーが上手とか、息継ぎがうまいとか、そんなことではない。
ボーッと吹かれたロングトーンがあまりにも美しかった。
そんなことを感じることは滅多にない。
楽器はもちろん、教室や校庭に奇麗に共鳴していた。
No.04771 22.05.31 I owe it all to you
シャーリー・バッシーの最後のアルバムが2020年10月に発売されたと聞いて探したが、日本では発売されていないようだ。
シャーリー・バッシーは存命だが85歳。
007の映画シリーズの主題歌を三曲歌っている。
「ゴールド・フィンガー」と「ダイヤモンドは永遠に」そして「「ムーンレイカー」。
「ゴールド・フィンガー」をはじめて聞いたのは僕が小学生の頃。
刺激的な声が印象に残った。
最後のアルバムのタイトルは「I owe it all to you」。
和訳すると「みんなあなたのおかげです」とでもなるだろうか。
ネットで探してアマゾンから楽曲のファイルをダウンロードして聞いた。
最後を意識しての選曲で泣かされた。
どの曲もシャーリー・バッシーの遺言に聞こえる。
2006年に引退宣言をし、2020年10月に亡くなったショーン・コネリーを思い出す。
収録曲のリストを以下に。
タイトルの和訳は歌詞を聞いて僕がした。
1.Overture 序曲
2.Who wants to live forever 誰が永遠に生きたいの?
3.I owe it all to you みんなあなたのおかげ
4.Almost like being in love 愛に包まれているようなもの
5.Maybe this time 今度はきっと
6.I made it through the rain つらいときも乗り越えた
7.Adagio アルビノーニのアダージョ(追悼式などによくかかる曲に詩をつけている)
8.Look but don’t touch 気にしていて、でもちょっかいは出さないで
9.Smile スマイル(チャップリンが「モダン・タイムス」のために作った曲)
10.You ain’t heard nothing yet まだ何も聞いてないのね
11.I don’t know what love is 愛が何かなんてわからない
12.Always on my mind 忘れたことなんてない
13.I was here ここにいて生きて愛した
14.Music 音楽よ、私を導いてくれてありがとう
No.04770 22.05.30 Feelgood01
ある日、単純なメロディーを思いついた。
11年前の5月の昼過ぎ。
12小節の短いメロディー。
どうしてもそれを演奏したくなって、クローゼットの奥にあった鍵盤を取り出し、コンピューターに繋いでDTMで演奏した。
それを演奏しながら、この世界がすべてつながっていることを思う。
だとしたら、なぜ人はそれらを好悪を持って見つめるのだろう?
あらゆるものが、何かのために生まれた。
あらゆるものが、何かのためになっている。
どんな存在も請われてここに来た。
No.04767 22.05.22 コルトレーン
高校生の頃、ジャズについてほとんど何も知らなかった。
渡辺貞夫の演奏は好きだったけど、アドリブばかりの音楽の、何がいいのかわからなかった。
そこでものは試しにと、コルトレーンの名盤「My Favorite Things」を買って聞いた。
何がいいのかよくわからなかった。
しばらくのあいだ、棚にしまわれた。
大学生になってジャズピアノを習うことにした。
自分で演奏するようになって、はじめて「My Favorite Things」のひとつになった。
就職して、酒に酔うようになって、さらに好きになった。

