No.04686 22.01.17 ブラバンの秘密

「聖なるもの」に向き合ったときの感覚をヌミノーゼといい、その感覚がしたときのことを思いだしているが、本当にこれもヌミノーゼと呼べるかどうかは判断が分かれるところだと思う。
でも、僕の感覚はそうだと伝えてくれているので、そのように扱う。
高校生の頃、僕はブラスバンドに入っていた。
そこで指揮をやらせてもらえることになった。
指揮をしていた先輩から、演奏会の直前にメンバーを集めて必ずこれを言うようにと、演奏会を成功させるための秘密の言葉を教えてもらった。
そのときの僕にはそれを言う理由がまったくわからなかった。
「そんなこと」としか思えなかった。
そこで文化祭の時、3回の演奏のうち1回を、わざとそれを伝えないで演奏をした。
すると何も間違いのない演奏だったが、ほとんど誰も感動しなかった。
きちんとそれを言うと、観客も演奏者も、とても感動する演奏会になった。
それを知って以来、僕はこの言葉を呪文と呼んでいる。
それはこんな言葉だ。
「これからする演奏はたった1度のものだ。同じお客様に聞いてもらうことはもうない。僕たちも同じコンディションでやることはもうないだろう。だから、いまの僕たちにできる最高の演奏にしよう」
これをいうとなぜかゾクッとした。
そして、その演奏にみんなが感動する。
うまいとか下手とか、そういう次元ではない何かが働いた。

No.04654 21.11.12 ぐるり。

訪問看護士で、写真家の尾山直子さんが写真展「ぐるり。」を開く。
尾山さんを知ったのはピース・キッズ・サッカーというNPOで。
当時はまだ学生で、必要なことを何でも楽しそうにやる子だった。
看護士になり、FB上で訪問看護士になったと知った。
大変な仕事をするなと思っていたが、仕事の傍ら美術大学の通信課程を終え、写真展を開くという。
内容は、訪問看護している老いた人と家族、その様子を撮ったもの。
専用サイトを見に行って、心をつかまれた。
https://gururi-2021.studio.site

No.04636 21.10.21 がんばらない

太極拳を習ったとき、何度も「がんばらない」と言われた。
二十代や三十代の頃はがんばると筋肉がついた。
身体が発達した。
ところが四十代になると、その感覚が鈍る。
ほとんど発達しない。
でも運動しているとそのうち少しずつ発達する。
五十代になるといくら運動しても全然発達しない。
現状維持が精一杯。
でも、現状維持でいいと割り切ると、ちょっとだけ発達することもある。
太極拳は「がんばらない」ことで誰でもできる。
人によって感覚は違うから、正解はそれぞれの人に生まれるようだ。
でも、一緒にやっている人たちといつかつながるような感覚が生まれたら、きっと究極の正解に導かれていくのだろう。

No.04620 21.09.30 還暦のシメイ

還暦のお祝いにとシメイ・プルミエールをいただいた。
シャンパンのようにコルク栓だ。
スポンと開けるといい香り。
泡はなかなか消えないクリーミーなもの。
うめぇシメイに舌鼓。
ありがとうございました。