ルイ・アームストロングが映画「女王陛下の007」のために歌った。
映画公開から四、五年して聞いて好きになった。
この曲があまりにも好きだったので何年かのちに「女王陛下の007」を見た。
歌と映画の内容がとても皮肉に満ちていた。
それから半世紀が経ち、最新作のボンド映画にもこの曲が流れた。
映画のラストがわからぬうちから、あの皮肉な状況に追い込まれることが予感できた。
ルイの歌声は人生の皮肉を感じさせるもの。
女郎屋で下働きをしていた少女の頃のビリー・ホリデイは「この歌声はいろんな意味を持つように聞こえた」という。
ルイの存在自体がジャズだった。


