慣れるというのは、感情にとって一大事だ。
ずっと同じことをし続けていると大抵飽きる。
飽きたらやめる。
やめたあとで飽きることの価値に気づいたりする。
「日刊 気持ちいいもの」は1999年11月から始め、一度999回でやめた。
それを2010年7月からtwitterで再開し、以来4000回ほど続けている。
何度も飽きたが、最近はもう飽きることがない。
飽きるという感情が生まれるよりも、そこに関する探究が始まる。
その探究は毎回似たようなもの。
似たようなものの繰り返しが、ときどき飛躍を生む。
飽きたことによる飛躍と、それを超えて繰り返すことで起きる飛躍。
どっちもありだ。
No.05012 23.07.01 蓮の花
沼から伸び出てパッと美しい花を咲かせる蓮の花。
その様をイメージして結跏趺坐することを蓮華座という。
法華経はサンスクリットから訳出すると「白蓮華のように最も優れた正しい教え」となるそうだ。
その美しさと品、そして力強さが多くの人を魅了する。
その美しさをとらえたくて何度も撮影した。
No.05000 23.06.15 祝5000回
「日刊 気持ちいいもの」が、5,000回を迎えました。
ありがとうございます。
10,000回をめざします。
No.04995 23.06.08 十年後から見る
十年後から現代を見たらどんなふうに見えるのだろう?
ケネディ大統領の暗殺のようにうやむやなままか。
すべてが明らかになっていい世界になっているか。
もちろん後者のようであって欲しい。
No.04661 21.11.19 柿
庭になっていたという柿を知人からいただいた。
いただいたときはまだ硬かったのでしばらくおいて今朝食べた。
やっぱり両親のことを思い出す。
18.11.30のNo.03715に書いた話。
毎年硬い柿が好きな母は硬いうちに柿を食卓に出し、父は柔らかい柿が好きだったので怒る。
ニーチェは「夫婦生活は長い会話だ」と言ったそうですが、柿の話を思い出す度に「夫婦は永遠の会話だ」と思うのです。
なにしろ、毎年繰り返していた両親の会話を、二人とも亡くなってからも僕が思い出し、僕がこうして書くことで、誰かがその話をきっといつか思い出すんだろうなと思うから。
言語学者が、子どもがどのように言語を獲得していくのか研究するため、自分の幼い娘の会話をすべて記録して分析したことがありました。
予想では、新奇なことをたくさん話すのだろうと予測していましたが、実際には話題は限られていて、ほぼ毎日繰り返されることの些細な変化についてよく話したそうです。
両親の柿の話もきっと毎年些細な変化を繰り返し、最初は本気で喧嘩していたが、途中から毎年の恒例になり、そのうちに「また柿の季節になったねぇ」という意味を含んだ口げんかとなり、最後には「また今年もこの会話を繰り返すよ」と思いながら、談笑していたのかなと思います。
その毎年の変化に当時の僕は気づけず、本当のところは覚えてないのですが。
こうやって繰り返すことで、新たな発見があり、新たな概念が生まれ、それがいつしか新しい言葉として表現されるようになり、子どもは言語を獲得し、大人はさらなる気づきを得ていくのでしょうか。
No.04660 21.11.18 山川草木悉皆仏性
日本人にはあらゆる存在に仏性があったり、神様が宿っているという感覚があった。
原子にも仏性があり、だから複雑なネットワークを通して生命が生まれてくるのだと思う。
No.04655 21.11.13 長い目で見る
世間の情報の流通があまりにも早いので、つい目先にとらわれてしまう。
だからこそ、長い目で見ることが大切。
長い目で見ないと、かなり遅れてひどい目にあうことがある。
多くの場合、そのことに気づけない。
No.04652 21.11.10 愛による、個人の全体化
個性を伸ばしていくと、個性同士がぶつかり合って、なかなか合意に至れないと考えがちである。
しかし、テイヤール・ド・シャルダンは、その背景にキリスト的な愛がありさえすれば、互いに認め合うことが可能であるとし、それが人類を統合するための鍵だとした。
みんなが同じ考えを持つべきと考えるのではなく、みんな違ってみんないい状態を、愛を通して生み出すことができるという。
それがいったいどういうことなのか、僕たちはまだ知らない。
No.04651 21.11.09 人間のエネルギー
テイヤール・ド・シャルダンが1937年に、船旅のさなかに書いた「人間のエネルギー」という短い文章がある。
「現象としての人間」を書くにあたっての準備のような文だと思う。
それはテイヤール・ド・シャルダン著作集の第二巻に入っている。
現在の世界を知ると何かモヤモヤした考えに覆われてしまう。
それを吹き払うのにいい。
No.04647 21.11.05 ホワイト・フラジリティ
『ホワイト・フラジリティ〜私たちはなぜレイシズムに向き合えないのか?」という本を読んだ。
白人がなぜ黒人差別をしてしまうのかについての本である。
BLMが社会問題として浮上したアメリカで、ベストセラーになったとのこと。
白人はレイシズムがいけないということを知っている。
だから、みんな自分はそんなことはしないという証拠をあげつらう。
しかし、そのような行動すら、黒人にとっては不快な行動に思えてしまう。
では、どうすればいいのか?
それが理解できるように書かれているが、微妙な話なのですべての人がこれで理解できるかどうかは疑問だ。
僕自身理解したのだろうか?
この本には白人が否応なくしてしまう黒人への差別について書かれているが、敷延することで、日本人が直面する社会問題のヒントにもなると思う。

