No.05176 24.03.22 見つめられ

あなたの瞳に見つめられ
 自分の名前を忘れてしまう。

あなたの瞳に見つめられ
 恐れが何かを忘れてしまう。

あなたの瞳に見つめられ
 なぜここなのかを忘れてしまう。

大きな瞳
深いその声
情の波が伝わってくる。

あなたの瞳に見つめられ
 呼吸の価値を思い出す。

あなたの瞳に見つめられ
 忘れた喜び思い出す。

あなたの瞳に見つめられ
 命のつながり思い出す。

手をつなごう
ずっと心をつないできた
それを思い出すべきときがきた。

__マウイ島ラハイナの
   ホエールウォッチングを思い出して

No.05175 24.03.21 古文の朗読

YouTubeに古文の朗読を女声でしているものがあった。
その響きを聞いているとなんとも心地よい。
意味を深く考える前に、その響きでホッとさせられる。
その心地よさが意味を厳格に追うことを忘れさせる。
多少わからなくても「ま、いいか」という気にさせる。

No.05174 24.03.18 知りようのないこと

この世界には知りようのないことがたくさんある。
まず生命がどのように振る舞うかを知りようがない。
それは無限の可能性に接続している。
環境が変われば振る舞いが変わる。
振る舞いが変われば細胞が変わる。
細胞が変われば、細胞の内容物が変わる。
細胞の内容物が変われば細胞の動きが変わる。
その変化の可能性は無限大だ。
一方で死との綱引きがある。
生まれるものがあれば死ぬものがある。
何が死ぬのかはわかるようでわからない。
それぞれのレベルで無限大の可能性と無限大の死の可能性に接続している。
それを全て知るなんてできることではない。
大きな可能性があるという、表面的なことを知るのみ。
表面的なこと、それは水滴の音のよう。

No.05173 24.03.17 コッペ田島

氷川台駅から成増駅まで散歩した。
成増駅にコッペ田島というお店がある。
はじめて入ってみた。
コッペパンにいろんな具材を入れて売っている。
一番安いのが「たっぷリッチコッペ」180円。
一番高いのが「たっぷり和風タルタルフィッシュ」390円。
他にも300円前後でたくさんのメニューが揃っている。
僕は「肉じゃがコロッケ」300円とホットコーヒー250円を頼んだ。
コッペパンは柔らかくておいしいし、コロッケは揚げたてのように温かかった。
コーヒーもこの値段では悪くない。
「ハムたまご」「ツナポテト」「濃旨ソースやきそば」「ハムカツ」
「海老カツたまご」「てりやきチキン」「サーモンクリームーズ」
「5品目のベジタリアン」「海老とアボカド」「炙りチーズチキンカツ」
あたりを食べてみたいぞ。

No.05172 24.03.16 イマジネーション

宇宙の彼方に行ける。
原子の大きさになれる。
眉間から光を発することができる。
その光で世界を変えることができる。
誰も聞いたことのない音楽について語り、すべての生命と共感できる。
生と死の瞬間を知ることができ、ありとあらゆるものを動かすことができる。
銀河でさえも。

No.05171 24.03.14 みんな違うことをする

ヒーリング・ライティングをしていたおかげで、人はみんな徹底的に違うことに気がついた。
なにしろ使う言葉もみんな違うのだ。
言葉自体は同じでも、それに込めている思いや、そこから連想するもの、そこから湧いてくる感情など、みんな違う。
だけどもなぜか「みんな一緒だ」と思いたがっている。
それはきっと仲間外れにはなりたくないから。
なぜそうなったのかというと、そう思い込むように教えられてきたからではないか?
みんなそれぞれ「違ってもいい」ことを突き詰めていくと、自然と役割が個性化していき、やるべきことが現れてくるのではないか?
そうやって、以前には見えなかった役割分担が自然とできあがるのではないか?
そののちに、勝手に新しい繋がりができて、しかも各自がしたいことをしたいときにするようになっているのではないか?
それは単細胞生物が集まり群体をなし、そのうちに多細胞生物のようになって行ったのと同じように。
その結果、ピラミッド組織のように窮屈なシステムから、緩やかにつながり合う流体のような、ボルテックスのような、トーラスのような繋がりができるのではないか?

No.05170 24.03.13 チェーホフの銃

誰も発砲しない銃を舞台においてはならない。
有名な話だ。
人生において「チェーホフの銃」はたくさんある。
幼い頃の記憶が、年老いて効いてくる。
年老いて効かない記憶は、記憶自体が失われる。
だから、記憶は慈しむべきである。

No.05169 24.03.12 ONUKA

ウクライナ語で「孫娘」。
そういう名のエレクトリック・フォークバンドがある。
YouTubeではじめて見て聞いた。
いろんなイメージが浮かんでくる。
止めどない感情。
YMOが国を超えて進化した、そんな感じ。
シンセサイザーはもちろんだけど、リコーダーやウクライナの伝統的と思われる楽器が登場する。
原発や連鎖、そして戦争など、それぞれの曲に深いテーマが潜んでいる。
https://www.youtube.com/channel/UCp3u6S6oDEpVrkA7zmUQxvg

No.05168 24.03.11 偶然の連鎖

不思議な偶然の連鎖はときどきやってくる。
先日『本屋、ひらく』という本を読んだ。
個性的な書店を開店した人たちのエッセイ集。
その中に荻田泰永さんが書いた冒険研究所書店の話が載っていた。
荻田さんには2010年に会ってお話を聞いた。
その内容は「水のきらめき」にある。
当時は何度も北極に行き、北極点無補給単独徒歩到達の準備をしていた。
その後、それに成功した。
懐かしいなと思っていたら、数日後に荻田さんからイベントの案内が来た。
「冒険クロストークvol.20」と題され、ゲストスピーカーが河野通和さん。
これは行かなければと申し込んだ。
河野通和さんはかつて婦人公論の編集長だった。
そのときに僕のインタビュー記事を掲載していただいた。
当時編集担当だった三木哲男さんに引き合わせていただき、ご挨拶をさせていただいた。
2004年1月ごろだった。
その後、河野さんは「考える人」の編集長になる。
中身の濃い雑誌で、ほぼ毎号読んでいた。
20年ぶりにご挨拶できると思い、イベント会場へ。
イベントが終わり、河野さんの元へ。
「考える人」をずっと読んでいたと伝えると、河野さんは「そう言えば、〇〇という本を先日読んだんだよ」と答える。
驚いた、その本を僕も二週間ほど前に読んでいた。
その本は、40年も前に出版されたものだったのに。

No.05166 24.03.09 水平線の上の希望

水平線は単なる線じゃないのよ。
彼女はつぶやいた。
どこまでも遠くにある海が、私には線に見えるだけ。
そこには風が吹き、白波が立ち、海鳥が渡り、魚が飛び跳ねている。
それが線に見えるだけ。
線に見えるけど、無限や永遠に繋がっている。
見尽くすことはできない、可能性の宇宙。
彼女の指先にも、無限や永遠が宿っている。