寒くなってくるとお餅が食べたくなる。
小豆でも、磯辺でも、きなこでもいいのだが、できれば搗き立てがいい。
搗き立てなら何もつけなくてもいい。
あの歯応えとほのかな甘みで幸せになれる。
「餅」を英語で「rice cake」というが、何度聞いても落ち着かない感じが生まれる。
「rice cake」というと、「おはぎ」とか、甘い握り飯のようなものを思い浮かべてしまうのだ。
「餅」は「mochi」で今は勿論通じるようだが、国によってはお餅で包んだアイスクリームのことだったり、大福のことだったりするらしい。
No.05476 25.12.06 焼きたてのパン
親戚のおじさんが自ら作った焼きたてのパンをくれた。
直径20センチほどのカンパーニュ。
できたてだからホカホカでいい匂い。
ちょっとちぎって味見。
香りも味も噛み応えも最高。
ちょっとだけのつもりが、ちょっとちょっとちょっとと積み重なって、半分ほど食べてしまった。
バターもジャムも何もつけてないのに。
美味しさに屈服。
No.05475 25.12.05 お湯を沸かす
幼い頃、お湯は母が沸かしてくれた。
高校生くらいからは電気ポットが沸かしてくれた。
だから生まれて以来、自分でお湯を沸かした覚えがほとんどない。
中学生の頃にヤカンの口に笛がついていて、湧くとそれが鳴り出すのを待った覚えが微かにある程度だ。
数年前に電気湯沸かしポットが壊れたので、以来ヤカンでお湯を沸かしている。
最初に買ったヤカンはコーヒードリップ用のヤカン。
注ぎ口が細い管で、沸騰させたお湯がそこを通っていくと少し冷めて、コーヒーのドリップにちょうどいい温度になるというもの。
しばらくはそれで日本茶も紅茶もココアも淹れていた。
すると、何を入れるかで微妙に温度を変えるようになってくる。
これが楽しいことにじわじわと気づいてくる。
日本茶のうまみを引き出すためには、一度沸騰させたお湯を少し冷まして、コーヒー淹れる時より温度を下げるといいとか、紅茶を入れる時は沸騰したお湯でとか。
紅茶を淹れるためには熱いうちと、相方が普通のヤカンも買ってきた。
電気湯沸かしポットでは、「便利」という名のもとに、こういう楽しみに気づけなかった。
No.05469 25.11.24 スカリン
「スカリン」という言葉を聞いた。
意味わかりますか?
その人はリンゴが好きで、少し古くなったリンゴを「スカリン」と呼びます。
水分の抜けたリンゴは歯応えがスカスカになるじゃないですか。
だから「スカリン」だそうです。
その言葉を覚えて以来、リンゴは早く食べようと思うようになりました。
No.05465 25.11.19 くるみゆべし
ほのかな甘さが好き。
ときどきあたるくるみの歯応えが好き。
ぬまーっと纏わりつくような食感が好き。
ゆっくり味わうのが好き。
No.05460 25.11.13 御幣餅
中部地方の郷土料理。
場所によってかなりたくさんのバリエーションがあるそうだ。
僕が食べたのは、円形のものと小判形のもの。
うるち米を餅のように潰すが、微妙に粒感が残るようにする。
それを串や細長い板につけて乾燥させたり焼いたりする。
そこにタレをつけるのだが、そのタレのバリエーションがたくさんあるようだ。
昔、白いご飯が貴重だった頃に、祭りなどのお祝いに食べたそうだ。
今ではいつでもどこでも食べられるが、かつてのありがたみは失われただろう。
それを想像していただく。
No.05440 25.10.11 ひっぱりだこ飯の壺
「ひっぱりだこ飯」という弁当を、相方が出張帰りに買ってきてくれた。
タコがたくさん入っていて美味しかった。
その器が陶器でできた蛸壺風だったので洗って使うことにした。
ビーフシチューを作ってそこに入れると、保温性が良くてなかなか冷めない。
しばらくたってもアッチッチなビーフシチューが食べられた。
次はカレーでも入れてみようかな。
No.05429 25.09.11 チョコようかん
江ノ島駅のそばに玉屋カフェがある。
かつてようかん専門店だったが、今はカフェを併設した。
専門店だった頃は古い日本建築でできていた。
リノベして明るい雰囲気になったが、落ち着いた趣は今も残っていて、江ノ島に行くと必ず立ち寄る場所になった。
そこが新商品「チョコようかん」を発売した。
口に含むとチョコレートの味がする。
見事な再現力。
ところが噛むと、噛み心地がようかんである。
チョコレートであり、ようかんである。
不思議な感覚だ。
口の中で本物のチョコレートは温度で溶けるが、チョコようかんは噛まないと飲み込めない。
暑い夏にドロドロに溶けたりしないからいいかも。
No.05409 25.07.25 朝粥
伊勢神宮下宮の入り口近くに朝粥を食べさせるお店があった。
今もきっとある。
それを頼むとお盆に載ってきた。
白木のお盆で小さな白い器が整然と並べられ、その美しさに唸った。
神宮の美しさが粥のお盆に盛られていた。
No.05383 25.05.19 麦茶
近所の製粉工場からいい匂いが漂ってきた。
この季節になると麦茶を焙煎し始める。
それを工場で売り出す。
昭和初期に作ったレンガでできた焙煎窯で作るらしい。
近所の奥様方が買っていたので買ってみた。
懐かしい味。

