No.05272 24.08.28 ホノルルマラソンの朝

はじめてホノルルマラソンを走った朝。
マラソンを走るのもはじめてだった。
確か五時スタート。
まだ暗い中、スタート地点に向かって歩く。
地図を確かめて歩いていったが、たくさんのゼッケンをつけた人たちが、ぞろぞろと歩いていたのでついていった。
スタート地点では予想タイムごとに並んでいる。
四時間から五時間に並んだ。
本当に五時間以内に走れるのか自信はなかった。
ただ、どうしても五時間以内に走らないとならない。
それ以上かかると帰りの飛行機に間に合わない。
無謀な賭けだった。
ヒューと足元を過ぎる風が冷たかった。
花火が上がってスタートした。
走り出すと冷たい風が心地よかった。
朝日が上がり、太陽が射すと、陽の光がありがたかった。