十円玉の表面にデザインされている宇治の平等院。
別名鳳凰堂。
建物の美しさに惹かれ、小学生の頃にプラモデルを作った。
阿弥陀如来のお顔が建物の正面から見えるように穴が開いていた。
50年以上の時を経て、訪ねてみた。
正面に立つとプラモデルと同じように、穴から尊顔を拝することができた。
堂宇に入れていただき、如来様の正面に立つ。
見上げると天井の装飾から黄金の光が降り注ぎ、極楽浄土に招かれたようだ。
母方の家系は阿弥陀様に帰依する宗派の僧侶だった。
母が幼かった頃、僧侶である父親から聞かされたという話を思い出す。
いい供養になったと思う。