No.05274 24.08.30 今、過去を感じること

過去とは何かを感じると、常に「今、思い出していること」である。
過去を思い出すと過去に行くわけではない。
今、過去を思い出すとはいったいどういうことか?
過去に体験したことを「今、思い出すこと」。
ということは、過去を思い出しながら、「今の体験」である。
過去というものを「今、作り直している」ことにほかならない。
ここに何か割り切れなさを感じる。
この割り切れなさは、感じる「今」によって、違うような気がする。
それを感じるのに一定の答えはない気がする。