No.05048 23.08.27 ホエール・ウォッチング

ラハイナの港からホエール・ウォッチングの船が出ていた。
まだ暗いうちに集まって、出港の頃にやっと朝日が登ってきた。
マウイ島のはじから登った太陽は、海を照らすと反対側に虹を作った。
日が充分に昇ると、マウイ島のなだらかな山に生えている緑を輝かせた。
船のデッキから鯨を探した。
遠くに潮が吹き上がるのを見つけると近寄って行った。
大きな尻尾が水を持ち上げ、滝のように落としていた。
そのときの記念写真は本棚に飾ってある。

海沿いの道を車や自転車で走っていると、ときどき人が五、六名、海を見つめていることがある。
視線の先にはたいてい、鯨がいた。