No.04960 23.04.03 麻ひしお

昔、もう30年以上前。僕が会社員だった頃、サンフランシスコへワークショップに参加しにいった。
6日間山にこもり、いろんなことをする。
高い崖からロープ一本で降りたり、何キロもの距離をワイヤーを張った滑車にぶら下がって滑り降りたり、普段できできないようなことをした。
そのワークショップでは食べるものにほとんど調味料が使われず、結果として塩分がほとんど入ってなかったし、味も素材自身の味しかしなかった。
そういう食事を6日間してサンフランシスコに戻ったとき、街で食べる食べ物の味がきつかった。
味の付けすぎ、香りの付けすぎ、コーラは飲もうとして吹いてしまった。
それ以来、僕の味覚に以前とは別の枠組みができた。
味が美味しいというよりは、からだに良さそうという区別。
それを感じることは滅多にない。
次にそれを感じたのは、キヨズキッチンがオープンしたとき。
久しぶりの感覚が嬉しかった。
その感覚をひさしぶりに思い出した。
それが「麻ひしお」を食べたとき。
「手打ちそば くりはら」でそれを食べた。

No.04958 23.04.01 桜吹雪を泳ぐ

桜がハラハラと散り出した。
散った桜の花びらが、風に吹かれ道の上を波のように流れていく。
上からは桜吹雪が降り注ぐ。
その中を自転車で走った。
流れの中を泳いでいるよう。
なぜか笑顔になる。

No.04957 23.03.30 ホーケキョ

うちから駅までのあいだに桜並木がある。
相方がそこを歩いていると、「ホーケキョ」とウグイスが鳴いたそうだ。
練習したら「ホーホケキョ」になるのか、それとも「ホーケキョ」が方言なのか。
僕は今年まだウグイスの声を聞いてない。
聞きたいなぁ、

No.04956 23.03.25 古城

ムソルグスキーの「展覧会の絵」に「古城」という曲が入っている。
そのラヴェル編曲版は、メロディーをアルトサックスに吹かせている。
サックスというと、ジャズやポピュラー音楽でよく使われるが、オーケストラに使われることは滅多にない。
ところがこの曲ではオーケストラの中で演奏されるサックスを聞くことができる。
ジャズのサックスは演奏者によって音色がかなり違う。
リードが薄いためかビリビリと響くような音を出す人が多い。
ところが、オーケストラで演奏されるサックスは、とてもふくよかで滑らかな音を出す。
音を聞くだけで気持ちいい。
古城ではその音色を堪能できる。

No.04954 23.03.20 サクラサク

妄想する。
「さくら」の「ら」は、「彼ら」の「ら」かもしれないと思う。
だとしたら、「咲く」がたくさんあるから「さくら」と呼ばれるのかも。
いやいや、「良」という字がカタカナの「ラ」になったり、ひらがなの「ら」になったりしているので、「咲良」が「さくら」となったのではないか? とも思う。
所詮妄想だが。

No.04953 23.03.19 詩を書く

友人に頼まれて結婚式に朗読する詩を書いたのが、大人になって最初に書いた詩だった。
僕にとって詩は、何か特別なもので、でも、どう特別かは説明できないものだ。
端的にいうと、霊的で聖なる言葉とでも言えるだろうか?
だからなのか、あまりたくさん書くつもりはない。
「書く」ものではなく、現れてくるものだから。

No.04951 23.03.17 ボビー・コールドウェル

昔、携帯電話がまだ四六版の本ほどの大きさだった頃、通信料がバカ高いので、お金持ちや仕事関係で持たざるを得ない人しか携帯電話を使っていなかった。
その頃の僕は携帯電話の代わりとして、留守番電話とポケットベルを組み合わせて使っていた。
外出中の僕に誰かが至急連絡を取りたいとき、うちの留守番電話に録音してもらう。
すると自動的に録音されたことがポケットベルに発信される。
ポケベルを見て公衆電話からうちの留守番電話を聞いて、連絡取りたい人に折り返していた。
うちの留守番電話はBGMがボビー・コールドウェルの「スペシャル・トゥ・ミー」だった。
それはデビューアルバムの一曲目。
パーラメントのCFに取り上げられて、久しぶりの来日公演も聴きに行った。
ボズ・スキャッグスの「ハート・オブ・マイン」もいい曲だ。
僕の生活のいろんな場面を彩っていただきました。
ありがとうございます。
R.I.P.