相方が毎日仏壇に手をあわせる。
僕も二、三日に一度は線香をあげる。
だからひと月もするとお線香立ては燃えさしの線香の根元が数十も溜まるので、線香を立てにくくなる。
すると相方は灰からピンセットで燃えさしを抜いていく。
一本一本抜いてはお線香立てのふちでトントンと灰を落としてティッシに取る。
はじめのうちはたくさんあるから簡単に取れるが、ある程度取り切るとなかなか探せなくなる。
すると相方は灰の中をピンセットでぐるぐるとまわしながら探り出す。
繊細な感覚を研ぎ澄まして探していく。
それを隣で見ているのが好き。
No.05399 25.07.02 アシタの祈り
さとうみつろうという作家が中心になって、7月4日21時から、世界中で一緒に祈ろうというイベントができた。
ことの起こりは7月5日に起こるといわれていた大災害。
災害の恐怖に意識が集まらないようにと、楽しいことをしようという趣旨で始まったようだが、いろんな人が日本各地で集まり始め、神鍋という場所では大規模なイベントが組まれ、その中でみんな一緒に祈りましょうと声をかけたら、世界各地のシャーマンが集まることになり、世界中のサイキックな能力者が時を同じくして祈ることになり、ついにはダライラマ法王も一緒に祈ってくださることになったそうだ。
怪しげかもしれないし、まったく意味のないことかもしれないし、スピリチュアルかぶれの人ばかりが参加するのかもしれないが、僕は7月4日の21時が楽しみ。
https://youtu.be/IBgjRsXhqnQ
No.05398 25.07.01 理会する
小学一年生が習うはずだったことをいま学び直している。
小学一年生が習うことなんてとても簡単で学び直す必要なんてないと普通は思うだろうが、明治11年生まれの教育者、垣内松三の本によると、理会することを前提に小学一年から教えないとならないという。
「理会する」とはどういうことか。
「理解する」より深い内容を読み取っていくことをいう。
例えば文体や使っている単語から、作者が何を表現したいのかを読み取る。
さらに作品に登場する人たちが、どんな社会的背景を持ち、どんな暮らしをし、どんな境遇にいるのかを読み取る。
その上で、文章に潜む核心を掴んでいくというのだ。
そのようなことができるように初学者(小学一年生)から教えていかなければならないという。
戦前の教育者は、日本語の深い意味を汲み取れる人になるように、初学者から導いていくように、それができる人にどうしたらなれるかを学んでいた。
かつての日本語教育の質の高さを実感する。

