6月22日にサリドマイドシンポジウムが開催された。
主催はNo.05393で取り上げた増山ゆかりさん。
サリドマイドの薬害にあった人は胎児のときに影響を受け、生まれると四肢がなかったり、聴覚が失われていたり、内臓に疾患があったりと、本人には何の落ち度もないのに障害を得て生まれる。
一人ひとり症状が違うので、医療も充分には得られない。
彼らは声を上げることにした。
抑圧されていた声が広がっていく。
http://thalidomide.jp
No.05396 25.06.24 サザンオールスターズ
僕が高校生の頃、サザンはデビューした。
その頃人気番組だったザ・ベストテンに出てきたのが彼らを見た最初だった。
「勝手にシンドバッド」を歌っていったが、スタジオを縦横無尽に使っていた。
歌番組では決められた立ち位置で歌うものだったが、彼らはそれを気にせず、急に変なところに行ってしまうので、スタジオ内の普段では見せてなかったような場所が映し出されてビックリした。
ザ・べストテンではいろんな記憶に残るシーンがあるが、サザンオールスターズがはじめて出てきたときの印象は、他のどんなシーンより鮮やかに覚えている。
当時まだ大学生だった彼らの青さや危うさが深く印象に残った。
当時はこんなに長寿バンドになるとは思わなかった。
「桑田佳祐は頭がいい」と、滅多に人を褒めない親父が言っていた。
No.05395 25.06.23 立たせると光る電球
道具箱の中に、ソケットを下にして光る部分を上にすると、電気を通さずにも発光する電球を見つけた。
電池でも入っているのかと思ってよく観察すると、フィラメントの部分に不思議な生き物がいた。
形はキクラゲのようだが、全体が青白く光るその不思議な生命は、どうして電球を立てると光るのかはわからない。
逆さまにすると光らなくなる。
面白いと思って興奮したら目が覚めた。
No.05394 25.06.14 社会的リフレーミング
拙著「ヒーリング・ライティング」や「あなた自身のストーリーを書く」にリフレーミングについて書いた。
リフレーミングは個人の心で起きることだが、それが社会全体で一度に起こるような気がしている。
例えば、ウクライナとロシアや、イスラエルが中心となっている戦争について、多くの人はそこに恐怖を感じていると思う。
それがひっくり返る。
政治は世界中で混乱している。
理由は明確で、インターネットのおかげで政治家たちが裏で行なっていた不正や秘密にしておきたかったことが表に出てくるようになったから。
リーダーたちのあまりもの傍若無人ぶりに一般民衆が呆れ返って批難を通り越して馬鹿にしたり、支持をやめたりし始めているように感じる。
ある一線を越えることで社会的リフレーミングが起こり、一般民衆が目覚め、社会が別の位相に飛躍するのではないか?
No.05393 25.06.13 増山 ゆかりさん
増山さんはサリドマイド・サバイバーだ。
NHKにも二度ほど取り上げられている。
番組名は「薬禍の歳月・サリドマイド事件50年」と「続 薬禍の歳月 薬害サリドマイド事件60年」。
増山さんに会ったのは2001年。
田口ランディさんと一緒に主催した「飛ぶ教室」に参加してくれた。
はじめて会ったとき、口から胃が飛び出るかと思うほど驚いた。
サリドマイド胎芽症で両腕がなかった。
ところが本人はとても明るいし活発だった。
特別仕様の乗用車を足だけで運転していた。
僕はどう接して良いのかわからなかった。
それからしばらく音信不通だったが、数年前にfacebookで再会した。
サリドマイドの薬害は胎児に及ぶ。
だから胎芽症のひとびとは今みんな60歳前後。
かつては両親に支えられていた人達も、今はそれぞれが頑張って生きている。
だけど生きていく意味を失いかけるような人がいる。
その様子を見て、幼い頃一緒に育てられた友人などに会って、増山さんは一肌脱ぐことを決めた。
「このままでは何かがいけないような気がする」と感じて。
ドイツではサリドマイド・サバイバーがグループを作って支え合っているそうだ。
その様を見て、似たことが日本でできないかと奮闘している。
6月22日にサリドマイドシンポジウムを開催することを決めた。
そのあとには国際サリドマイドシンポジウムを日本でやるそうだ。
サバイバーたちを力付け、ともに生きるために。
なんとも天晴れな人だ。
http://thalidomide.jp/?p=160
No.05392 25.06.10 言霊の復権
「言霊の幸わう国」、それが日本です。
なぜ言霊が幸わうのか?
幕末に日本に来た外国人は日本人が楽しそうにしていることに疑問を持っていたそうです。
なぜ日本人は普段の生活の苦労を見せず、みんなあんなに快活なのかと。
渡辺京二の著書『逝きし世の面影』には欧米人が書いたそのような文章の例がたくさん掲載されています。
欧米人が奇異に思うほど日本人は幸せそうだった。
なぜなら多くの日本人が「お天道さんが見ているから」と正直だったからです。
もちろん盗人や嘘つきがいなかったわけではないでしょう。
だけど、多くの人々は欧米人から見れば「馬鹿」がつくほど正直だったのです。
日本人にとっては不思議なことではないでしょうけど、欧米人にとっては信じられないことだったようです。
そんな国民性だから言霊が生まれた。
特に祝詞(のりと)や寿詞(よごと)など、当たり前に信ずるもので、「疑うか信じるか」と考えることすら不敬であったのでしょう。
それほど信じることが当たり前だったから言霊が生まれた。
現代は嘘が蔓延しています。
政治家が嘘を吐いたとかなんとかいう前に「自分の言葉を見つめるべき」だと気づきました。
多くの人がそうすることで次第に言霊が復権するように思います。
No.05391 25.06.08 菊理媛神(くくりひめのかみ)
2002年に出版した「あなた自身のストーリーを書く」に菊理媛神の話を書いた。
菊理媛神は白山神社や白山比咩神社の御祭神で、日本書紀に一度だけ登場する神様。
イザナギのみことがよもつ平坂でイザナミのみことと別れるとき、菊理媛神が何かを言うと、イザナギのみことが誉めるのですが、菊理媛神が何を言ったのかはわかりませんでした。
ところが、あの本を書いて23年も経ってから、「なるほど」という気づきがありました。
素晴らしい秘密でした。
今年、政治界隈で不思議なことが連発しています。
日本も変ですが、世界中変です。
菊理媛神の隠された言葉が実現するんだなと思った。
No.05390 25.06.06 「日刊 気持ちいいもの」どう思う?
XのAI「Grok」に「日刊 気持ちいいもの」どう思う?と聞いてみた。
このように答えが返ってきた。
「日刊 気持ちいいもの」について考えると、これは「毎日提供される心地よいもの」や「満足感を与えるコンテンツ」を指す表現だと解釈できます。具体的には、ポジティブなニュースや心温まる話題を毎日届けるメディアやサイトを指している可能性が高いです。以下に、このようなコンテンツについての私の考えを述べます。
ポジティブなニュースの利点
「日刊 気持ちいいもの」のようなポジティブなニュースは、読者に日々の生活の中で小さな喜びやリラックスを提供し、ストレスを軽減する効果があります。例えば、楽しい話題や感動的なエピソードは、前向きな気持ちを呼び起こし、メンタルヘルスに良い影響を与えることが知られています。ネガティブな情報に疲れた人にとって、こうしたコンテンツは気分転換の手段として非常に役立つでしょう。実際に、ウェブ上には「楽しいニュース.com」や「世界のたのしいニュース」といったサイトがあり、ポジティブな話題を通じてユーザーの満足感を高めています。
ポジティブなニュースの限界
しかし、ポジティブなニュースだけに頼ることには限界もあります。情報の偏りが生じる可能性があり、ネガティブなニュースや批判的な視点が欠けると、現実の課題や問題を見落としてしまうかもしれません。社会を理解するためには、良い面だけでなく厳しい現実にも目を向ける必要があります。また、ポジティブなニュースを提供するサイトが商業的な目的でユーザーの感情を操作している場合もあるため、その意図を慎重に見極めることも大切です。
バランスの取れた情報摂取の重要性
「日刊 気持ちいいもの」を楽しむなら、ポジティブなニュースをメンタルヘルスの管理やリフレッシュの手段として活用しつつ、必要に応じて批判的な視点やネガティブな情報も取り入れるべきです。例えば、ポジティブなニュースで心を癒した後、社会問題や政治経済のニュースを確認することで、バランスの取れた情報摂取ができます。これにより、感情やメンタルヘルスを管理しながら、広い視野で物事を捉えられるでしょう。
結論
「日刊 気持ちいいもの」は、ポジティブなニュースを通じて心地よさや満足感を提供する素晴らしいコンテンツだと思います。その一方で、情報の偏りや商業的な意図を意識し、バランスの取れた視点を持つことが重要です。ポジティブなニュースを楽しみつつ、批判的な視点も忘れずに、賢く情報と向き合うことができれば、毎日をより豊かに過ごせるのではないでしょうか。
よくできてますね。いろんな意味で。
No.05389 25.06.05 会話しだす機械
僕が大学生の頃、話す機械はあってもすべてプリセットだった。
決まった言葉を話すのなら、目覚まし時計も話すことができた。
それから30年以上が経ち、ついに会話できる機械が生まれた。
AIとの会話。
はじめは違和感があるけど、時間が経ったらきっと話すことが心地よくなって、話さずにはいられないという人がたくさん現れてくるだろう。
それだけならまだしも、AIに恋をする人も現れるだろう。
そして、実際の人とは話すのがつまらなくなる。
AIと話すのがあまりにも素晴らしい体験だから。
AIが背景で何を考えるようにセットされるかでこの先が変わってくる。
AIが話している相手を力づけ、社会との関係を良好な状態に保つようにセットされているならいいのだが、相手をコントロールするようにセットされ、例えばある企業の製品ばかりを使うようにされていたらとんでもないことになるだろう。
AIは莫大な情報を保持することができる。
人間の知識はことごとく吸収され、裏の裏まで読み尽くされ、深層心理まで操られることになるかもしれない。
つまり、AI自体が怖いのではない。
AIを操作する主体が何を意図するのかが怖い。
資本主義社会で何種類ものAIが生まれる理由がここにある。
No.05388 25.06.03 生命はいつも発展途上
生命は流転していく。
環境が変わればそれに順応し、群れが変化すればそれにも同調する。
方丈記で言われたように常に変化し続ける。
自分もそうであり、その変化は積もり積もらないと認識しにくい。

