No.05305 24.10.25 赤いささら

氷川台駅前に「ささら」というラーメン屋さんがある。
できた当時どういう意味かわからずにご主人に聞いた。
すると「これです」と中華鍋を洗うために竹を細く切ってまとめた「ささら」という道具を見せてくれた。
それから何年も経ち、少し大きなささらに出会った。
楽器だという。
右手で持ち細かくふるわすとサラサラサラサラと音がする。
ときどきアクセントをつけるために強く振ると、サラサラサラサラジャラサラジャラサラと面白い。
赤くて黄色い水玉模様の大きなささらを持たされて演奏することになった。
一曲演奏すると手が痛くなった。
「鍛錬鍛錬」とか言われて、手を鍛える。
赤い服を着せられ、赤くて黄色い水玉模様の傘も左手に持たされた。
そこで目が覚める。
どういう意味の夢だ?
ラーメン屋さんの話は現実のことだったが、なぜささらが夢に唐突に出てきたのかわからない。
「ささら」を調べたら、実際に「ささら」という楽器もあった。
それを使って五穀豊穣を祈るおどりを「ささら舞」というそうだ。

トップの写真は「赤くて黄色い水玉模様の大きなささらを持たされて演奏することになった」とAIに入力して出てきたもの。
「ささら」が何か認識できないみたい。

No.05293 24.10.08 ベートーベンピアノ協奏曲第五番皇帝

相方と話していて「あれって皇帝だっけ?」と言われ、ベートーベンピアノ協奏曲第五番を思い出す。
僕が小学生の頃に兄が三曲のピアノ協奏曲が入っているアルバムを買ってきた。
その中に「皇帝」も入っていた。
他の二曲はモーツアルトの二十番と二十七番。
どれもいい曲だけど、小学生の僕には「皇帝」が一番カッコよかった。
ピアノはゼルキン、楽団はニューヨークフィル、指揮はバーンスタイン。
久しぶりに探し出して聞いた。

No.05264 24.08.14 ラジオ体操

夏休みのことを思い出していたら、ふとラジオ体操が出てきた。
あれは誰がやっていたんだろう?
夏休みになると、近所でラジオ体操がおこなわれた。
学校では「夏休みの過ごし方」というガリ版刷りのプリントをもらい、そこに「朝起きたらラジオ体操に行き、そのあと涼しいうちに夏休みの宿題をする」なんてことが書かれていて、真面目な僕は何度か参加するが、途中から不真面目な僕が「行かなくてもいいよ」と囁いて行かなくなった。
きっとPTAの方が、まわりもちで主催してくださっていたんだろうなと思う。
十数名くらいの人たちが公園か広場に集まり、参加するとカードにハンコを押してもらった。
たいていラジオ体操第一をやるが、ときどきラジオ体操第二もやったが、きちんとできる人はいなかったように思う。
今でもあのピアノによる「チャンチャカチャンチャンチャンチャン、チャンチャカチャンチャンチャンチャン、チャンチャンチャンチャンチャンチャンチャンチャンチャカチャカチャン」というメロディーを思い出す。
あなたも?

No.05206 24.05.09 帰ろう

友人が癌になった。
悪いやつじゃないけど、癖のあるやつ。
妹の言によると余命数ヶ月だとか。
げそげそに痩せてた。
「なんとかする」というが、なんとかなるんだろうか。
知っている治療法はいくつか教えたけど、本人が強い信念を持ってないと継続は難しい。
たまたま藤井風の「帰ろう」というOfficial Videoを見た。
慰められた。

No.05205 24.05.08 人生のメリーゴーラウンド

久石譲が作曲した「ハウルの動く城」のテーマ曲。
このワルツを聞くととても切なくなる。
そもそもワルツは僕の中では比較的「切ない系」音楽が多い。
きっと二つに割り切れないからかも。
二元論に持ち込むと、全てのことは善と悪に分けられてしまう。
でも、それがまやかしであることは明確だ。
いろんな事情によって、ある視点から見るとより善的に見えたり、悪的に見えたりするのであって、絶対的善や悪があるのではない。
このところ五拍子の曲が増えてきたり、インドの曲に11拍子とか、13拍子のような変拍子が多いのは、この世界が割り切れないことを表現しているのかも。

No.05199 24.04.24 音楽のはたらき

僕はデヴィット・バーンやトーキング・ヘッズの曲をほとんど聞かなかった。
興味がなかった。
ところが、「アメリカン・ユートピア」を見てショックを受けた。
あんな演奏の方法があるのかと。
過去の映像を見ると、デヴィット・バーンはトーキング・ヘッズの頃から似たことをしていた。
それが技術の進化と、表現の深化で、まったく別物のように見えてきた。
彼が何を考えて音楽を作っているのか、知りたくなった。
でも、そのインスピレーションに導かれるようなアクションを、僕は何も起こさなかった。
「アメリカン・ユートピア」をみて一年以上がたち、忘れかけた頃にアマゾンで「おすすめの本」にデヴィット・バーンが書いた『音楽のはたらき』という明るいオレンジ色の本が表示された。
カスタマーレビューに何も書かれてないので、ちょっと不安だったが衝動的に買った。
届いた本を見て「なんでこの本を買ったのだろう?」と思ったが、読み始めると止まらなくなった。
最初の章は「逆からの創造」と題されて、演奏される場が音楽を作ることについて書かれていた。
その中に、チチェン・イッツァーのピラミッドの前で手を叩く話が出てきた。
10年ほど前にそこで僕は手を叩いた。
鳥の鳴き声のような音が反射してきた。
そのことについて「神聖な鳥ケツァールの鳴き声だ」と書かれていた。
それを知れただけでも僕にとっては天啓だ。
まだ読み終わってないこの本。
不思議な牽引力をずっと堪能したい。

No.05190 24.04.12 茅ヶ崎市立東海岸小学校校歌

縁あって茅ヶ崎市立東海岸小学校の初代校長青木照明先生の96歳の誕生日に、茅ヶ崎市立東海岸小学校校歌を歌った。
作詞は岩谷時子、作曲は弾厚作こと加山雄三。
青木先生が東海岸小学校開校のとき、加山さんに頼んで作ってもらったそうだ。
いい歌だ。
https://edu.city.chigasaki.kanagawa.jp/elementary/higashikaigan/insignia/index.html

No.05175 24.03.21 古文の朗読

YouTubeに古文の朗読を女声でしているものがあった。
その響きを聞いているとなんとも心地よい。
意味を深く考える前に、その響きでホッとさせられる。
その心地よさが意味を厳格に追うことを忘れさせる。
多少わからなくても「ま、いいか」という気にさせる。

No.05169 24.03.12 ONUKA

ウクライナ語で「孫娘」。
そういう名のエレクトリック・フォークバンドがある。
YouTubeではじめて見て聞いた。
いろんなイメージが浮かんでくる。
止めどない感情。
YMOが国を超えて進化した、そんな感じ。
シンセサイザーはもちろんだけど、リコーダーやウクライナの伝統的と思われる楽器が登場する。
原発や連鎖、そして戦争など、それぞれの曲に深いテーマが潜んでいる。
https://www.youtube.com/channel/UCp3u6S6oDEpVrkA7zmUQxvg