No.05214 24.05.22 メッセージ

「メッセージ」というSF映画を久しぶりに見た。
地球上に12箇所、謎の宇宙船が飛来し、ただ黙って宙に浮いている。
その様を見て、人類が何を始めるのかがこの映画の内容。
主人公の言語学者が、異星人の言語を解読していくにつれ、特殊な能力を開いていく。
ホロンとしての言語についてこのところ考えていたので、公開時には受け取れなかったメッセージがなんとなく降りてきた。
それは言霊がどんなものかという示唆。

No.05212 24.05.19 文字に真理は宿らない

この宇宙に存在するものは、すべて刻一刻変化している。
その変化はとても些細なもので、なかなか気づきにくいものかもしれないが、変化し続けていることは確かなことだ。
例えば、僕たちはいつも同じ場所にいると思いがちだが、宇宙的に見れば常に移動している。
地球は自転しているし、太陽系は回転しているし、銀河系も回転していて、いっときも同じ場所にいることはできない。
自分の体も変化してないようで刻一刻と変化している。
細胞が新しく生まれる一方で死にいく細胞もある。
人間の関係もどんどんと変化する。
社会も実は変化している。
数え切れないほどの変化の中で、僕たちはその変化にあまり気づかないし、気にもしていない。
そのような世の中で、言葉が果たして同じものであろうか?
文字やことばは固定されるが、そこに内包する意味は、その読み手によってどんどん変化していく。
その変化は、メディアが多様になったおかげで、加速度を増して変化している。
だから、文字やことばに真理はさらに宿りにくくなってきた。
そのことを知った上で真理を求める。
真理はきっといつも新鮮なものだ。

No.05209 24.05.14 枇杷

この季節になるとあなたのことを思い出す。
毎年のように実をつけてくれた庭にあった枇杷の木。
肥料も何もあげなかったから、妙に酸っぱいその味。
でも、それが好きだった。
普通に売られているどんな枇杷も、あなたの味には敵わない。
幼い頃に食べた枇杷の種を庭に吹いたら木になった。
20年ほどして実をつけた。
四十過ぎで引っ越すとき、あなたを連れて行くことはできなかった。
今でもそれを悔いている。
ごめんね。

No.05192 24.04.14 皇帝ペンギンの子供たちが15メートルの崖を飛び降りる

200羽以上の皇帝ペンギンの子供たちが行進してきて断崖にでくわしたとき、彼らが海に飛び降りる様をナショナル・ジオグラフィックが撮影したものをYouTubeで見た。
はじめはみんな立ち止まってしまうが、一羽が飛び降りるとうしろのペンギンに押されるようにして次々と飛び降りていく。
新しい世界に一歩踏み出すさまは人間もペンギンも似ている。

No.05186 24.04.08 二極化

いろんなことが二極化していくという。
ピラミッドに収まった人たちは、上下関係に縛られるが、お金があるのでいろんなモノが買えるだろう。
ピラミッドから出ていくことを決めた人は、制約が多くて生きづらいという解釈もできるが、人との繋がりの中でたくさんの形の違う愛を見つけていくだろう。
上手な人はいいとこ取りをするだろうし、下手な人は損な役回りをするだろう。
それは自由であるかぎり変わらない。
どんな生き方が正しいかを考えても仕方ない。
宇宙は無限で多様だ。
可能性はたくさんある。
二極で終わるはずがない。

No.05179 24.03.26 四月の桜

このところずっと桜が咲くのは三月半ばから末だった。
入学式の頃には桜は散っていたなんてこともあった。
でも今年は入学式に合わせて満開になりそうだね。
入学式に桜って、似合うよね。

No.05176 24.03.22 見つめられ

あなたの瞳に見つめられ
 自分の名前を忘れてしまう。

あなたの瞳に見つめられ
 恐れが何かを忘れてしまう。

あなたの瞳に見つめられ
 なぜここなのかを忘れてしまう。

大きな瞳
深いその声
情の波が伝わってくる。

あなたの瞳に見つめられ
 呼吸の価値を思い出す。

あなたの瞳に見つめられ
 忘れた喜び思い出す。

あなたの瞳に見つめられ
 命のつながり思い出す。

手をつなごう
ずっと心をつないできた
それを思い出すべきときがきた。

__マウイ島ラハイナの
   ホエールウォッチングを思い出して

No.05174 24.03.18 知りようのないこと

この世界には知りようのないことがたくさんある。
まず生命がどのように振る舞うかを知りようがない。
それは無限の可能性に接続している。
環境が変われば振る舞いが変わる。
振る舞いが変われば細胞が変わる。
細胞が変われば、細胞の内容物が変わる。
細胞の内容物が変われば細胞の動きが変わる。
その変化の可能性は無限大だ。
一方で死との綱引きがある。
生まれるものがあれば死ぬものがある。
何が死ぬのかはわかるようでわからない。
それぞれのレベルで無限大の可能性と無限大の死の可能性に接続している。
それを全て知るなんてできることではない。
大きな可能性があるという、表面的なことを知るのみ。
表面的なこと、それは水滴の音のよう。

No.05171 24.03.14 みんな違うことをする

ヒーリング・ライティングをしていたおかげで、人はみんな徹底的に違うことに気がついた。
なにしろ使う言葉もみんな違うのだ。
言葉自体は同じでも、それに込めている思いや、そこから連想するもの、そこから湧いてくる感情など、みんな違う。
だけどもなぜか「みんな一緒だ」と思いたがっている。
それはきっと仲間外れにはなりたくないから。
なぜそうなったのかというと、そう思い込むように教えられてきたからではないか?
みんなそれぞれ「違ってもいい」ことを突き詰めていくと、自然と役割が個性化していき、やるべきことが現れてくるのではないか?
そうやって、以前には見えなかった役割分担が自然とできあがるのではないか?
そののちに、勝手に新しい繋がりができて、しかも各自がしたいことをしたいときにするようになっているのではないか?
それは単細胞生物が集まり群体をなし、そのうちに多細胞生物のようになって行ったのと同じように。
その結果、ピラミッド組織のように窮屈なシステムから、緩やかにつながり合う流体のような、ボルテックスのような、トーラスのような繋がりができるのではないか?

No.05166 24.03.09 水平線の上の希望

水平線は単なる線じゃないのよ。
彼女はつぶやいた。
どこまでも遠くにある海が、私には線に見えるだけ。
そこには風が吹き、白波が立ち、海鳥が渡り、魚が飛び跳ねている。
それが線に見えるだけ。
線に見えるけど、無限や永遠に繋がっている。
見尽くすことはできない、可能性の宇宙。
彼女の指先にも、無限や永遠が宿っている。