今日の夕焼けはサーモン・ピンクの色をしていた。
きれいだなと思った瞬間、目の前の信号が青に変わった。
信号の青は、青とはいうが、青と緑の混ざったような色。
その色が、夕焼けのサーモン・ピンクを背景に綺麗に光っていた。
No.05051 23.08.30 カパルアまでサイクリング
ラハイナから海沿いの道を北上するとカパルアに出る。
左手に海、右手に雄大な山を眺めながら、レンタサイクルでえっちらおっちら10kmほど走った。
海風があるとはいえ、ハワイは暑い。
途中にウェスティンの系列のホテルがあったので休憩した。
カパルアの看板を見つけて、海沿いまで自転車で降りて行った。
だけど、その辺りはリゾートが立て込んでいて、きっとその向こうには海があるんだろうなと思いながら、リゾートの門ばかり見て帰ってきた。
ラハイナの思い出は今回で終わりにします。
あの素敵だったラハイナに住んでいた人たちが健やかになり、いつか再興することを祈っています。
No.05045 23.08.24 ラハイナ港のバニヤンツリー
ラハイナの港からすぐのところにあるバニヤンツリー。
とても大きく、僕が見たことのあるバニヤンツリーでは一番大きいのではないかと思う。
ワイキキのモアナサーフライダーにあるバニヤンツリーも大きいが、それよりもっと大きかったと思う。
この木陰では毎週アートのフリーマーケットがおこなわれていたという。
そこで絵が売れるようになり、有名になったアーティストの一人にクリスチャン・ラッセンがいる。
僕が訪れたときにはすでに独立したギャラリーを持ち、そこで販売していたが、ラハイナのメインストリートには他のアーティストのギャラリーも点在していた。
フリーマーケットがおこなわれていないときも、バニヤンツリーの木陰では人や犬が休んでいた。
猫もいたかもしれない。
どんなに日差しが強くても、その木陰は少しひんやりしていた。
No.04998 23.06.12 箸墓古墳
最古級の前方後円墳である箸墓古墳。
倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと)の墓といわれているが、なぜ古墳の名前が箸墓古墳となったのか、その理由が凄まじい。
それを読んで僕は映画「エクソシスト」を思い出した。
伝承とは異なり、古墳は静かな雰囲気に包まれている。
隣にある箸中大池には、古墳とのきわに白さぎがいた。
No.04968 23.04.21 波
海辺に行くと、波を見つめる。
波を見つめているだけで無になれる。
いろんなことを忘れてぼうっとする。
なんかいいよね。
No.04958 23.04.01 桜吹雪を泳ぐ
桜がハラハラと散り出した。
散った桜の花びらが、風に吹かれ道の上を波のように流れていく。
上からは桜吹雪が降り注ぐ。
その中を自転車で走った。
流れの中を泳いでいるよう。
なぜか笑顔になる。
No.04906 23.01.22 泥炭(ピート)
「イニシェリン島の精霊」でアイルランドを思い出すと、泥炭のことも思い出した。
アイルランドをバスで移動したが、何もない土地が続いた。
そういう土地の多くでは、短い草が生えてはそれが冷やされて、泥炭ができるのだそうだ。
泥炭は、ピートとも呼ばれる。
ウィスキー好きは「ああ、あれね」と思うだろう。
あれがたくさんある土地が続く。
なのでピートの香りが効いたウィスキーを飲むと、アイルランドの荒涼とした風景を思い出す。
少し傾いた頼りない電柱に、ゆるく張られた電線が風に揺れていた。
泥炭を燃料に使っている家からは、先端が四角い、独特の形状をした煙突が突き出ていた。
No.04875 22.11.27 黄色い絨毯
銀杏並木がすっかり色づいた。
落ち葉で地面は真っ黄色。
足を滑らせそうな黄色い絨毯の上を進んでいく。
No.04868 22.11.12 新宿御苑の池に映り込んだ景色
晴れた日に新宿御苑に行った。
池の水面が鏡になっていた。
緑の木々と紅葉で色づく木々。
青空を背景に逆さまの景色。
No.04865 22.11.09 皆既月食
昨晩、皆既月食を見た。
月が真っ暗になったとき、うっすらと赤く月が見えた。
それを望遠レンズを使って、ASA感度を上げ、シャッタースピードを遅くして撮影すると、そこには普段知っている月はなかった。
赤にグラデーションがあり、模様が血管となり、宇宙の卵が浮かんでいた