歩くテンポ。
時を刻む振り子。
呼吸の間合い。
心臓の鼓動。
浜辺の波音。
海鳥たちの鳴き声。
潮の満ち引き。
子供の笑い声。
街角を過ぎていく車のノイズ。
キーボードを叩く音。
永遠の循環。
時とともに生まれる干渉。
巡り混ざって新たな命(リズム)に。
No.05233-3 24.07.02 錆びた香り
寂れて閉じた煙草屋の
幽かな香り
錆びた灰皿
今日お送りした三つの言葉が
起きがけに浮かんだので書きました。
1日ずつ送ろうかとも思ったのですが、
その日のことはその日のうちに伝えたほうがいいかなと思い、
三本で送ります。
なぜこの三つが浮かんだのか考えましたけど、
視覚と、嗅覚や思い出が、ない混ぜになっているのが共通してますね。
No.05233 24.07.02 雨の色
紫陽花に降る雨の色
地面に落ちて
残り香もなく
No.05185 24.04.07 お花見
花曇の空のもと、お花見をしてきた。
桜の下から空を見ると、花びらが作る木漏れ日と一緒に淡く青い空が見えた。
ヘリコプターが飛んでいた。
幸せそうな人たちと一緒に、花を散らす嵐の音を聞いた。
No.05076 23.10.25 サーモン・ピンクの夕焼け
今日の夕焼けはサーモン・ピンクの色をしていた。
きれいだなと思った瞬間、目の前の信号が青に変わった。
信号の青は、青とはいうが、青と緑の混ざったような色。
その色が、夕焼けのサーモン・ピンクを背景に綺麗に光っていた。
No.05051 23.08.30 カパルアまでサイクリング
ラハイナから海沿いの道を北上するとカパルアに出る。
左手に海、右手に雄大な山を眺めながら、レンタサイクルでえっちらおっちら10kmほど走った。
海風があるとはいえ、ハワイは暑い。
途中にウェスティンの系列のホテルがあったので休憩した。
カパルアの看板を見つけて、海沿いまで自転車で降りて行った。
だけど、その辺りはリゾートが立て込んでいて、きっとその向こうには海があるんだろうなと思いながら、リゾートの門ばかり見て帰ってきた。
ラハイナの思い出は今回で終わりにします。
あの素敵だったラハイナに住んでいた人たちが健やかになり、いつか再興することを祈っています。
No.05045 23.08.24 ラハイナ港のバニヤンツリー
ラハイナの港からすぐのところにあるバニヤンツリー。
とても大きく、僕が見たことのあるバニヤンツリーでは一番大きいのではないかと思う。
ワイキキのモアナサーフライダーにあるバニヤンツリーも大きいが、それよりもっと大きかったと思う。
この木陰では毎週アートのフリーマーケットがおこなわれていたという。
そこで絵が売れるようになり、有名になったアーティストの一人にクリスチャン・ラッセンがいる。
僕が訪れたときにはすでに独立したギャラリーを持ち、そこで販売していたが、ラハイナのメインストリートには他のアーティストのギャラリーも点在していた。
フリーマーケットがおこなわれていないときも、バニヤンツリーの木陰では人や犬が休んでいた。
猫もいたかもしれない。
どんなに日差しが強くても、その木陰は少しひんやりしていた。
No.04998 23.06.12 箸墓古墳
最古級の前方後円墳である箸墓古墳。
倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと)の墓といわれているが、なぜ古墳の名前が箸墓古墳となったのか、その理由が凄まじい。
それを読んで僕は映画「エクソシスト」を思い出した。
伝承とは異なり、古墳は静かな雰囲気に包まれている。
隣にある箸中大池には、古墳とのきわに白さぎがいた。
No.04968 23.04.21 波
海辺に行くと、波を見つめる。
波を見つめているだけで無になれる。
いろんなことを忘れてぼうっとする。
なんかいいよね。
No.04958 23.04.01 桜吹雪を泳ぐ
桜がハラハラと散り出した。
散った桜の花びらが、風に吹かれ道の上を波のように流れていく。
上からは桜吹雪が降り注ぐ。
その中を自転車で走った。
流れの中を泳いでいるよう。
なぜか笑顔になる。