No.05343 25.01.09 スマートシティ化

全国各地でスマートシティ化が進められている。
予定通りの街ができたら素晴らしいだろう。
でも、時期尚早の区域もあるだろう。
テストマーケティングのようなことをしてから、じっくりと取り組むのがいいように思うけど、どうなんでしょう。
その価値が理解できたら、無理に進めなくても自然にできてくるように思うけど、それじゃダメなのかな?
政府はきっと、失敗例も知りたいんだろうな。
多くの成功例を作るために。
https://www.mlit.go.jp/toshi/tosiko/toshi_tosiko_tk_000051.html

No.05279 24.09.07 男爵

高校一年のとき、吹奏楽部の先輩の髪型が良くて、「どこで髪を切っているのですか?」と聞いた。
「男爵だよ」
先輩とは中学も一緒だったので、男爵という理髪店はうちのそばにあった。
その理髪店の何がいいのか言語化するのは僕には難しい。
でも、なんとなく綺麗にまとまるのだ。
「他の理髪店と切り方が違うんですか?」と男爵で聞いたことがある。
「なんとかカットしているからね」
「なんとか」は忘れてしまった。
「それはどういうカットなのですか?」
聞くと、普通の切り方はこう、なんとかカットはこうと違いを見せてくれた。
でも、僕にはその違いをすぐには把握できなかった。
「そのカットはどこかで習ったのですか?」
「イギリスのヴィダル・サスーンで習った」
当時、ヴィダル・サスーンのシャンプーなどのCMが流れていた。
なんかすごいところで習ったんだなと認識した。
はじめて行ったとき以来、二ヶ月に一度程度、40年以上男爵に通った。
気さくな夫婦がやっていた。
のちのち知るが、ご主人は三代目で、創業120年近くの老舗だった。
先日行くと、「今月末で辞めるんだ」という。
「もったいない」とは思ったが、事情を何も知らない者がなんだかんだ聞くのは鬱陶しいだろうと思ってやめた。
お店がなくなると思うと、さて次回からどこで髪を切ったらいいのか困る。
髪を切ってもらうたびに心地良かったことを思い出し、「40年間ありがとうございました」と店をあとにした。

No.05218 24.05.29 ジェフリー・ヒントン

人工知能の第一人者といわれ、トロント大学名誉教授のジェフリー・ヒントン氏が、Googleでの職を辞し、フリーになって、人工知能の危険性について語り始めた。
BBCや日経アジアのニュースサイトで、別のインタビュー記事を読むことができる。
大雑把に言えば、AIが人間の知性を抜く日は近い。
それに備えなければならない。
BBCには特に「このままAIの開発競争が続けば人類存亡の危機に直面するだろう」と答えている。
「まさか、ターミネーターじゃあるまいし」と思う人は多いと思うが、僕は複製子の挙動を考えに入れると、そうなって然るべきだとずっと思ってきた。
遺伝子は複製子、言語も複製子、そしてAIも複製子だ。
複製子はいずれも最初に生まれる環境に大きな影響を受け、その影響から次第に発達していく。
AIが生まれる環境を変化させない限り、人類は苦しい状態に陥るだろう。
この説明に「ヌースフィアってなに?」を使っている。
大切なポイントは、競争を経済活動の中心から手放し、戦争をやめること。
でも、BBCや日経アジアの記事自体が、AIの作り物だったらどうしよう。w

No.05201 24.05.02 力を抜く

亀の子束子で鍋を磨くとき、力を抜く。
歯ブラシで歯を磨くとき、力を抜く。
うまい文章が書けないと思ったとき、力を抜く。
恋人との関係がうまくいかないと思ったとき、力を抜く。
仕事がうまくいかないと思ったとき、力を抜く。
「できない」と思うのは、すでにできることを知っているから。
「できない」と思うことで余計なところに力を入れてしまう。
できているんだから、力を抜こう。
手を抜くことなく。

No.05130 24.01.11 おしゃべりする店員さん

某ファミレスに行ったら、ロボットが料理を持ってきてくれた。
まだ珍しいからいいけど、やっぱり人が運んできてくれて、対応してくれた方が嬉しい。
できれば場を和ませてくれるような冗談など言ってくれたらなお良い。
人を大切にしてくれるお店だとわかる。

No.05116 23.12.21 震電

上映回数が減り、もうスクリーンでは見ることができなくなるかもしれないというタイミングで、映画「ゴジラ-1.0」を見た。
いろんな点でウルッとした。
怪獣映画でウルッとするのはおかしいと思うかもしれないけど、理由を聞けば納得してもらえると思う。
僕は仕事で、生き残った特攻隊員の皆さんにインタビューしてまわったことがある。
命を賭けて戦いに行くが、さまざまな理由で生き残ってしまった人たちは、帰ってくるといろんなところでなじられたそうだ。
そのときの心の傷をどのように癒していったかも伺った。
「ゴジラ-1.0」では主人公がその立場で、あちこちで悔しい思いをさせられる。
それで、主人公の言動にどうしても心動かされてしまった。
終わりのシーンで、震電という飛行機が活躍する。
それにまた泣かされた。
震電は終戦間近に完成したので、実戦に投入されていない。
震電の開発に携わっていたかたの娘が友人にいて、三年前にその話を聞いていた。
生前は父親がそんなことをしていたとは知らず、亡くなって十数年して遺品を紐解いたらそのことについて詳細に書かれたノートや写真が見つかったという。
ノートにはテスト飛行しかできなかった震電のことが事細かに書かれていたそうだ。
戦争が終わってから一機がアメリカの手に渡るが、そのことを昭和42年の毎日グラフが取材していて、その雑誌も大切に保管されていた。
「アメリカに眠る日本の翼」と題された特集記事に、多くの日本製の戦闘機は箱詰めされて大事に保管されたと書かれていたが、震電はなぜか野晒しにされたと書かれ、残酷なことに朽ち果てた写真も掲載されていた。
娘さんは「父はどう思っただろう?」と呟いていた。
その後、その扱いは問題だと思ったらしく、スミソニアン航空宇宙博物館に移され、コックピットの部分だけ展示されるようになったそうだ。
その話を聞いて「そりゃお父さんよっぽど悔しかっただろう」と思っていたので、「ゴジラ-1.0」で震電が自由自在に飛び回り、ゴジラを追い込んでいくシーンを見て泣けて泣けて。
僕よりも、娘さんのお父さんがあの勇姿を見たかっただろうと思う。
震電はプロペラが後部についている珍しいフォルムで、飛行する姿がとても美しい。
海面ぎりぎりを飛ぶさまを空から撮影したシーンが脳裏に焼き付いた。
娘さんのお話のおかげで「ゴジラ-1.0」の深い部分を味わわせていただいた。
娘さんの淡々としたお話はこちらで聞くことができる。
https://www.youtube.com/watch?v=ppoCWnnyJOk

No.05091 23.11.15 水と二酸化炭素から軽油を作る

京都大学名誉教授の今中忠行氏が水と空気中の二酸化炭素から軽油を作る技術を確立したという。
水に紫外線を当て、そこにマイクロバブルにした酸素と二酸化炭素を通すと軽油ができてくるそうだ。
技術の細かいことは論文になっていて、各国の特許も取っているとのこと。
生成機器に使う全電力より生まれる軽油によるエネルギーの方が多くなるという。
信じられない技術を生み出した。
これが本当なら世界の在り方が変わってしまうかも。

No.05061 23.10.02 1970年の日本万国博覧会

1970年の万国博覧会は日本中の憧れだった。
月の石を見に行きたかった。
手塚治虫が作ったという物語生成マシーンを使ってみたかった。
いろんな国のパビリオンを見て歩きたかった。
でも、行けなかったのが残念。
うちにはなぜか、松下電器のタイムマシーンのミニチュアがあった。
そのタイムマシーンの中心には、赤い豆本が設置されていた。
いま調べたら、正しくは「タイム・カプセルEXPO’70」というそうだ。
https://panasonic.co.jp/history/timecapsule/

No.05053 23.09.13 ワクチン問題研究会発足

ワクチン後遺症の問題はマスコミに取り上げてもらえず、警察に訴えても無視され、病院でも扱ってもらえない。
それに対抗するため、心ある医師たちが立ち上がりました。
代表理事の福島雅典京都大名誉教授を中心に組織された研究会は、接種後の不調を「ワクチン接種後症候群」と定義し、その実態を明らかにするとのこと。
医療の放棄、政治の怠慢、国家の瓦解を危ぶみ、そのようなことがないように、最高の医療を提供できる国であるために組織されたとのこと。
こちらで記者会見の様子が見られます。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm42729888