烏帽子岩を見に行った。
「太一〜UFOに乗った少年」クライマックスの舞台。
カラスがぼんやり見つめていた。
もうすぐ夕焼けの頃。
斜めの日差しが眩しかった。
No.05320 24.11.28 違うか一緒か
あなたと私は違うが、日本人だという点で一緒だ。
あなたがどこか別の国の人だとしたら、国は違うが人間だという点で一緒だ。
あなたが人間以外の動物だとしても、動物種が違うが生命という点で一緒だ。
あなたが地球外生命体だとしても、住んでいる星が違うが生きているという点で一緒だ。
どんな存在も違う点はあるが、同じ点もある。
光が波動であり、粒子であるのと同じ。
違ったり、一緒であることを楽しもう。
No.05316 24.11.20 欲を手放す
歳を取ると欲が減っていく。
食べられるなら美味しいものがいいけど、無理に美味しいものである必要はない。
健康ではいたいけど、多少の不具合はあるものだ。
心地よいのがいいに決まっているけど、ほどほどであればいい。
世界中旅行したいけど、機会が来たときに行けばいい。
長生きしたいけど、すーっと死ねるなら無理に生きる必要はない。
いい人生だったし、今も幸せ。
ありがとうございます。
No.05310 24.11.05 花束
昔、吹奏楽団の指揮をしていたことがあるので、演奏会が終わると花束をいただいた。
とても嬉しいのだが、恥ずかしいような気もした。
何度かいただいて慣れてしまうと良くないなと思った。
心の一部では慣れてしまったが、別の部分では照れながら、また別の部分では喜ぶ。
複雑な心が生まれる触媒だった。
No.05298 24.10.17 ツバメノート
万年筆を使っていると紙の裏側にインクが滲み出て読みにくくなることがある。
ツバメノートの紙は裏写りしないと聞いて久しぶりにその大学ノートを使ってみた。
書きやすくて読みやすくて楽しい。
No.05297 24.10.16 金木犀の香り
外に出ると金木犀の香りがした。
そういう季節になった。
ほぼ毎年のように金木犀の香りについて書いている。
毎年のように「切ないな」と感じたが、今年の僕は「切なく感じたな」とちょっと「切ない」から距離を置いていた。
知り合いも世話になった人もポツリポツリと亡くなっていく。
匂い如きで切なくはない。
No.05295 24.10.11 原稿執筆
何年も温めていたアイデアを文章化する。
「こんな表現になるのか」と驚きながら書いていく。
遊園地にいるような楽しさではないけど、そこはかとなく楽しいんだよ。
No.05291 24.10.04 ギンナンの香り
近所の公園のイチョウの木がギンナンを落としはじめた。
舗道でたくさん潰れていた。
そこを歩きながら香りを嗅いで「おや?」と思った。
「懐かしい香りだ」と思ったが、そのことに違和感を覚えた。
以前だったら「臭い」と思っていたはずだ。
匂いに鈍感になったのか?
No.05290 24.10.02 覚醒
いろんな人が目覚めつつある。
資本主義が最善の社会ではないことに。
競争を煽って、土地にしがみつく。
取り合いをして勝てばいい。
そんな社会が本当に最善のものだろうか?
次の社会を夢見ると「アカだ」と言われて潰された。
いろんな可能性を抱擁しないかぎり次は生まれない。
No.05285 24.09.22 100歳
昨日、父の誕生日でした。
生きていたら100歳。
父は「敗者の文学」を追求していました。
僕が幼い頃は、「勝者の文学」を追求したほうが儲かって良いと思っていましたが、最近になって、やっとその深い意味が分かってきた気がします。
父さん、100歳の誕生日おめでとう。