No.05210 24.05.15 おつりの一円

朝の散歩を再開した。
途中のパン屋さんで朝食を買おうと思い、小銭入れに千円札を入れたが、ほかの小銭がなんにもなかった。
以前なら千円あれば足りたけど、朝の散歩をしなくなって三年はたつ。
値上がりして足りないと困るなと思い、もう千円小銭入れに入れようと思うが手元にあったのは一万円札だけ。
一万円札で払ってお釣りをもらうと、九千円分のお札は小銭入れに入れにくいから嫌だなと思う。
でも、手元にないから仕方ない。
小銭入れに千円札と一万円札を入れて散歩に行く。
パン屋さんに着き、いつものように三、四個のパンを買う。
レジでの店主との会話。
「最近暑いね」
「まだ五月なのにね」
「夏になったらどうなるんだろうね、去年みたいの嫌だね。はい、合計1110円」
しまった千円を越えてしまったと思った次の瞬間。
「今日は五のつく日だから10% offで、999円」
千円札を出すと一円のおつりが来た。