似たものがたくさん集まると、なぜか自然と違うことをするようになる。
それが人間なら、掃除する人、食事を作る人、働きに行って稼ぐ人など、分業がすぐにできるからそうなるのだろうと思えるが、細菌などもそのような傾向があるそうだ。
培地を作りそこで細菌を繁殖させると、活発に動くグループと不活発になるグループができるのだとか。
働きアリはたいてい、働くアリとさぼるアリの割合が一定だという。
働いていたアリだけ集めても、さぼっていたアリだけを集めても、また同じ割合になるのだそうだ。
働いているアリはみんな違うことをしてあっというまに分業が始まり、さぼるアリは休むのが仕事になっているのかもしれない。
似たような単細胞生物が集まりグループを作ると、少しずつ役割が出来てくるのだろうか?
とても単純だと思っていた生物が、実はコミュニケーションの結果、そのようになっていくのだとしたら、それはどのような原理に基づいているのだろうか?
相方と僕は、別々に暮らしていたときには似た人のように思っていたが、一緒に暮らすようになると違いが目立つようになった。
生命はみんなそんな感じなのかな?