浦沢直樹の「プルートゥ」がアニメ化された。
原作漫画は一巻か二巻まで読んだが、そのあとを知らなかった。
土日にアニメ版を最後まで見た。
手塚治虫の「地上最大のロボット」よりずっと現代的になっていた。
(以下ネタバレあり、注意)
手塚版では確か一度プルートゥに負けたとき、10万馬力の力を100万馬力にしてもらうが、調整が難しくてアトムが少しおかしくなるのだが、浦沢原作のアニメ版では、全地球人口99億人の記憶内容をアトムの頭脳であるコンピューターに埋め込むことで一時期アトムがおかしくなる。
物理的な力ではなく、知識や知性を埋め込むことで、しかもとりわけ悲しみや怒り、恨みをインプットすることでアトムが強くなるくだりに、僕はとても感動した。
ネガティブな感情を乗り越えて強くなる。
イスラエルとパレスチナの平和NPOの人たちのことを思い出した。