日本書紀には「篤く三宝を敬え」と書かれている。
三宝は一般的に「仏法僧」のことを指し、聖徳太子が仏教を大切にしていたからと言われている。
しかし、実際には太子は「篤く三法を敬え」と書いたのだという説がある。
それは先代旧事本紀大成経という古文書にそのように書かれているから。
「三法」とは「儒教・仏教・神道」のことを指すという。
そして、「三法」をすべて敬えと 同古文書に書かれている。
聖徳太子は寺院のみならず、神社も多く建てていた。
その事実からすると、「篤く三法を敬え」と書いていても、なんら不思議なことではない。
先代旧事本紀大成経は偽書だといわれているが、その成り立ちを知ると「本当に偽書か?」と思える。